今回のtotoはJ1第24節の10試合と、J3第22節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。  各地で続々と梅雨明けしている。その夏の入り口に立つ今節、新たな風が吹く予感が漂う。  変化の胎動を…

 今回のtotoはJ1第24節の10試合と、J3第22節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

 各地で続々と梅雨明けしている。その夏の入り口に立つ今節、新たな風が吹く予感が漂う。

 変化の胎動を感じさせるチームが2つある。名古屋グランパスと、横浜F・マリノスである。この2チームには、それぞれ首位チームと昨季王者を食う可能性がある。

 この2チームには共通点がある。まずは、前節そろって4連敗を脱したという点。そして、選手・スタッフの出入りがあった、という点である。

 夏の移籍期間に入り、各クラブとも選手が加わり、そして去っている。J1の中でもその動きが最も激しいのが、名古屋である。

 名古屋では、米本拓司が京都サンガF.C,に期限付き移籍するなど、4人がクラブを離れた。一方で2人を迎えたのだが、その効果が前節、いきなり表れている。

 大きな仕事をしたのが、ポルトガルから戻ってきた相馬勇紀だ。復帰していきなり先発し、さらにゴールまで奪っている。前半から惜しいシュートも放っており、日本代表の実力を示していた。

 選手の入れ替えは、それだけでチーム内の刺激になるはず。その影響は、前節の4試合ぶりのシュート本数2ケタ到達に表れている。

 今節対戦するヴィッセル神戸は前節、最下位に沈む北海道コンサドーレ札幌と引き分けている。大きな力を得た名古屋が、昨シーズンの王者相手に一発かますはずだ。

■横浜FMに「2つ」の大きなカンフル剤

 横浜FMには、さらに大きな刺激があった。ハリー・キューウェル監督が解任されたのだ。

 一方で、強力な加入もあった。西村拓真の復帰である。

 過去2シーズン、西村はゴールのみならず豊富な運動量などでチームに大きく貢献。2022年の優勝の原動力にもなっていた。

 監督交代という強烈なカンフル剤、そして頼れるアタッカーの復帰は大きくチームを変えるはず。さらに相手が首位のFC町田ゼルビアとなれば、「舞台は整った」と言うべきだろう。

 今週末は、J3が予想の対象となっている。その3試合の中でも注目したいのが、SC相模原だ。

 第17節を終えた時点で、2位と勝点3差しかない9位と悪くない位置につけていた相模原だが、戸田和幸監督が解任された。厳しい世界であることをあらためて示した格好だが、その決断は今のところポジティブな反応を呼んでいる。

 バトンを受けたシュタルフ悠紀監督は、初戦を引き分けた後、チームを連勝に導いた。そしてチームは今、2位と勝点1差の3位につけている。

 ドイツ生まれのシュタルフ監督は2019年、当時の歴代最年少となる34歳でJリーグの指揮官となった。ヨーロッパで指導者として歩み始めるなど国際経験、さらにJ3の経験も豊富な監督は、チームを大きく飛躍させる可能性を秘めている。

 その胎動は、すでに表れていると言えるのかもしれない。今節も勝利を予想するだけの期待値は十分過ぎるほどにある。

 今回のtotoの購入締切は7月20日で、ネット決済による公式サイトでの販売は17時50分(コンビニ決済は16時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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