現地時間の7月17日、U23サッカー日本代表と同フランス代表がフランス・トゥーロンで親善試合を実施。1-1で引き分けた。  パリオリンピックを前に、開催国との対決に挑んだ大岩ジャパン。前半から技術と強さを持つ相手にいい経験を積むことができ…

 現地時間の7月17日、U23サッカー日本代表と同フランス代表がフランス・トゥーロンで親善試合を実施。1-1で引き分けた。

 パリオリンピックを前に、開催国との対決に挑んだ大岩ジャパン。前半から技術と強さを持つ相手にいい経験を積むことができたが、さらに、本番を前に異例の事態も経験することとなった。この試合の後半、不審者が相次いでピッチに乱入したのだ。

 まず最初は、後半40分過ぎにフランスが日本陣内でFKを獲得した場面のこと。両チームが日本のゴール前でポジション取りをしている中、バックスタンド方向から水色のTシャツを着たはだしの男性がそのゴール前に侵入。日本が守備ラインを整えている中で、その中に紛れ込んだ。

 続けて、バックスタンド方向を向くと、Tシャツを脱いで上半身を露わに。体に黒く書かれた6文字のアルファベッドをアピールした。

 この不審者はすぐに捕らえられたが、今度はフランス守備側のゴール裏からも不審者が乱入。2人の警備関係者が追いかける中、猛ダッシュして逃げる。途中、舌を出して挑発する様子も見せたが、メインスタンド前で確保された。

■「客乱入しすぎや」

 試合終盤に相次いだ乱入に、SNS上でも以下のような声が。

「アホ観客の連続ピッチ乱入やめてくれ」
「乱入流行ってんの?」
「客乱入しすぎや」
「サッカー、観客の乱入は興醒めよね」
「あ、観客に立て続けに乱入されたのだけはフランスの汚点なので何とかしてほしいね」

 また、パリ五輪開催を目前としたタイミングだっただけに、本大会での警備に対する不安の声も多く村見られた。

「親善試合で良かった?けど、オリンピック本番で乱入がないよう警備にも課題が見えた様子」
「親善試合で観客乱入してたら五輪どころじゃないだろフランスの治安」
「五輪始まったときに観客乱入とかしないだろうか不安が出てきた」
「この前までのユーロといい、今日の試合といい観客のピッチ乱入多すぎじゃないか!?本番の警備大丈夫か???」
「最後の方、観客の乱入があったこと、もうすぐオリンピック始まるのに不安すぎる」

 試合は、日本代表が藤田譲瑠チマの得点で先制したものの、FWオリーズに鮮やかな同点弾を決められて1-1の引き分けに。互いに収穫と課題を手にした試合だったが、運営面では課題が残る一戦となった。

 なお、この試合の会場となったスタッド・マイヨールは本大会では使用されない。U23日本代表はグループステージでボルドーとナントのスタジアムを使用する。

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