門脇はプロ2年目、打撃で結果を求められている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 巨人は17日の阪神戦(東京ドーム)に4-3と競り勝ち、これで4カード連続の勝ち越しを決め、首位をキープしている。  攻撃的オーダーが…

門脇はプロ2年目、打撃で結果を求められている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は17日の阪神戦(東京ドーム)に4-3と競り勝ち、これで4カード連続の勝ち越しを決め、首位をキープしている。
 
 攻撃的オーダーが実った。本職は内野手の主砲、岡本和真を今季初の左翼で起用、「1塁・大城」「三塁・坂本」を併用させるためのオーダーとなったが、その岡本が5回に相手先発、大竹耕太郎から勝ち越しの適時二塁打をマーク、5試合ぶりのスタメン起用となった坂本も4回無死二、三塁の場面で犠飛を決めるなど機能。最後は守護神の大勢が締め、しびれる1点差ゲームをものにした。

【動画】岡本は大竹から勝ち越しの適時二塁打をマーク、調子を上げてきた

 5番に入る大城もこの日は4回の第2打席で二塁打と新オーダーが機能する中で、さらに打線の厚みを増す存在として期待されているのは、先に加入した助っ人のココ・モンテスにもある。

 内野のユーティリティとして知られ、すでにイースタンの試合にも出場、2戦連続安打をマークするなど、日本野球に対応する姿を見せている。阿部慎之助監督も球宴明けの合流を視野に入れるが、奮起を求められるのは遊撃ポジションを争う、門脇誠にもありそうだ。

 16日の阪神戦では初回二死満塁の好機に右飛に倒れ、3回一死満塁でも空振り三振、8回無死一塁の場面では送りバントのサインに失敗したあげくに、見逃し三振に倒れた背番号5の消極的な姿勢に指揮官も厳しい目を向けた。

 昨年、確かな守備力で一躍ブレイク。今季は新遊撃手として飛躍の年にしたいところだったが、特に打撃面で精彩を欠いている。ここまで77試合に出場し、打率「.214」、0本塁打、11打点。特に最近は攻撃的オーダーなど打ち勝つ野球を前面に押し出している中で、門脇の成績は厳しいものとなっている。

 前半戦も週末の中日3連戦を残すのみ。助っ人合流の前に存在感を示せるか。引き続き、プレーに注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】来日してなかったら巨人は今季終了していた!? 途中加入助っ人・ヘルナンデスの「次なる野望」

【関連記事】【巨人】オドーアにはなくてヘルナンデスにあったもの 12戦連続安打中、6月好調な「.352」 高木豊氏が指摘した 助っ人好調な要因とは

【関連記事】巨人浮上のキーマンになるか タイムリーエラーでも揺るがない大城卓三の存在感