角田は2戦連続でのポイント獲得に向けて前向きな言葉を発した(C)Getty Images F1は今週末、シーズン第13戦となるハンガリーGPが開催される。RBの角田裕毅は前回のイギリスGPで4レースぶりにポイントを獲得しており、2週…

角田は2戦連続でのポイント獲得に向けて前向きな言葉を発した(C)Getty Images

 F1は今週末、シーズン第13戦となるハンガリーGPが開催される。RBの角田裕毅は前回のイギリスGPで4レースぶりにポイントを獲得しており、2週間ぶりに行われるハンガリーGPでの連続入賞にも期待が寄せられている。

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 シーズン序盤では結果が出なかったダニエル・リカルドもカナダ、オーストリアで入賞を果たしており、夏場を迎え、チームとしてのパフォーマンスは上向いていると言えるだろう。

 そして、角田、リカルド、両ドライバーの週末へ向けた意気込みが海外メディアで伝えられている。米スポーツサイト『SBNATION』では現地時間7月16日、それぞれが語ったコメントを紹介するトピックを配信。「リカルド、ツノダはハンガリーGPを前に“楽観的”」と銘打たれている通り、いずれも前向きな言葉が発っせられている。

 2戦連続での入賞を目指す角田がイギリスGP後から現在までを振り返り、「先週はシミュレーターで時間を過ごしたし、シルバーストーン以来、チームは懸命に働いてきた。ハンガリーではいい週末を過ごせると楽観している」と心境を述べており、さらに「ほとんどのコーナーが低速から中速のハンガロリンクで、マシンからより多くのパフォーマンスを引き出すためには、どのような方向に向かえばいいかはわかっています」と語ったとしている。

 また、ハンガリーでは過去に優勝経験のあるリカルドも、「最高のパフォーマンスを発揮すること、FP1で力強い走りを見せること、そして日曜日にポイント獲得に向けて前進することに集中している」と強い意欲を示しているという。

 その一方でもう1人、RBのレーシングディレクター、アラン・パーメイン氏によるコメントも記されている。低・中速コーナーが多いコースに対し、「マシンとドライバーだけでなく、タイヤにとっても厳しいレイアウトだ」と語るとともに、「50℃を超えることもある路面温度の中、コーナーすべてでグリップを維持することが課題のひとつになるだろう」などとレースを見通している。

 他にも同メディアでは、コンストラクターズ争いで接戦を演じているRBとハースのレースパフォーマンスも見どころの1つに挙げており、4ポイント差で6位の座をキープするRBがライバルをさらに引き離すためにも、両ドライバーにはより上位でのフィニッシュが求められる。

 シーズン折り返しを迎えた夏場の戦い、角田、リカルドは本格的に上昇気流に乗ることができるか。ハンガリーでの走りに注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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