7月17日、メキシコで開催されている「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2024」で、U17女子日本代表が予…

 7月17日、メキシコで開催されている「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2024」で、U17女子日本代表が予選グループフェーズ最終戦となるU17女子スペイン代表との試合に臨んだ。2連勝同士での対決は1位通過がかかる重要な一戦となった。

 初戦からフィンランド代表に62-60、アルゼンチン代表に81-44と2連勝した日本代表は、鈴木瑚香南(福岡大学附属若葉高校)のレイアップで先制点を取るが、スペイン代表にドライブからの得点量産を許し、3-18のランを作られビハインドの展開に。第1クォーター終盤に山下笑怜奈(昭和学院高校)が得点を重ねたものの、10-20と2桁点差を追いかける形で最初の10分を終えた。

 続く第2クォーターは、後藤音羽(浜松開誠館高校)と濱田ななの(桜花学園高校)の3ポイントと、杉浦結菜(岐阜女子高校)のジャンプシュートが決まり4点差に急接近したものの、スペインのジャンプシュートも入り出し、25-34で試合を折り返した。

 9点差を追いかける第3クォーター、またしても後藤の3ポイントから反撃の狼煙を上げるが、着実に2ポイントを重ねるスペインの背中を捉えきれず、13点差の35-48で最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーターは、立ち上がりから牧野琉依(千葉経済大学附属高校)の3ポイントを口火に、濱田、後藤の連続得点で5点差まで差を縮める。残り2分に阿部友愛(聖和学園高校)が3ポイントシュートを決め56-59と3点差まで詰め寄ったものの、最後は反撃を振り切られ60-67で敗れた。

 日本は濱田がチーム最多の16得点4アシスト、後藤が12得点2スティール、阿部が10得点6リバウンドをマーク。昨年のU16ヨーロッパ選手権2位だったスペインを相手に、開始1分以降は一度も逆転することができず、グループA2位で決勝トーナメントに進出することになった。

 次戦は7月17日15時30分(日本時間7月18日6時30分)から、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、グループB3位のマリ代表と対戦。勝てば大会2連覇中のアメリカ代表とグループD4位のエジプト代表の勝者と対戦する。

■ 試合結果

<U17W杯予選グループフェーズ第3戦>

日本 60-67 スペイン

JPN|10|15|10|25|=60

ESP|20|14|14|19|=67