前走ヴィクトリアマイルで果敢な逃げを見せるも13着に終わったコンクシェル(栗東・清水久詞厩舎)。次走は中山牝馬Sで重賞を制した距離と同じ、札幌競馬場の芝1800mで行われるクイーンステークス(7月28日)を予定している。今朝17日はレー…

 前走ヴィクトリアマイルで果敢な逃げを見せるも13着に終わったコンクシェル(栗東・清水久詞厩舎)。次走は中山牝馬Sで重賞を制した距離と同じ、札幌競馬場の芝1800mで行われるクイーンステークス(7月28日)を予定している。今朝17日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCWで3頭併せ。新馬と3歳未勝利を追走する形だったが、先頭との差は2秒以上。向正面はゆったりと走ることができていて、それでいながら、いつでも加速できそうなスピード感。実際、3コーナー手前からスピードに乗っていって、4コーナーを回る時には素晴らしい加速力だった。

 最後の直線は2頭の間を割ってくる形。先頭を走って、内にいた新馬がかなり食い下がったので、併せ馬としてはほぼ同入のような形だった。しかし、手応えには歴然とした差があり、攻め駆けする馬ということを分かっていても高く評価したくなる追い切りだった。

 時計は6F82.8〜5F66.7〜4F51.3〜3F36.6〜2F23.0〜1F11.5秒。数字はあまり見映えしないが、実際の動きが機敏で、活気のある雰囲気を感じる。昨年は7月、8月に連勝しているように、この時季がフィットする印象もあるだけに、レースでの走りが楽しみ。

(取材・文:井内利彰)