今季37試合を予定する国内女子ツアーはシーズンの折り返し。18日(木)開幕の「大東建託・いい部屋ネットレディス」(福岡/ザ・クイーンズヒルGC )を前に、シード権やリランキングなどの基準となるメルセデスランキングから、前半戦を「通信簿」…

今季未勝利もランキング1位を走る山下美夢有(写真は2024年全米女子プロ)

今季37試合を予定する国内女子ツアーはシーズンの折り返し。18日(木)開幕の「大東建託・いい部屋ネットレディス」(福岡/ザ・クイーンズヒルGC )を前に、シード権やリランキングなどの基準となるメルセデスランキングから、前半戦を「通信簿」として振り返ってみた。

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◇好調

3年連続の年間女王を目指す山下美夢有は今季ここまで未勝利。ただし、2位が4回でトップ10回数は9回と安定した成績を残す。また、「シェブロン選手権」(4月)で17位、「全米女子オープン」(6月)で12位、「全米女子プロ」(6月)で2位と海外メジャーで稼いだポイントも大きい。

ランキング2位の竹田麗央(写真は2024年資生堂 レディス)

竹田麗央は4月「KKT杯バンテリンレディス」でツアー初優勝をあげると、続く「フジサンケイレディス」で2勝目。5月「ブリヂストンレディス」も制するなど、ランキング2位と好調をキープする。

岩井明愛岩井千怜のツインズもそれぞれ今季2勝で計4勝。明愛が7位、千怜が4位とこちらもさすがの存在感を見せている。

リランキング1位の資格で参戦する河本結は優勝こそないがトップ10が10回でランキング10位と結果につなげている。2019年「アクサレディス」以来となるツアー2勝目も近そうだ。

◇不調

後半戦へ巻き返しを目指す菅沼菜々(写真は2024年サロンパスカップ)

昨年はツアー初優勝を含む2勝をあげた菅沼菜々はランキング57位(昨年11位)と調子が上がっていない。今季は17試合に出場し、トップ10が1回。パーオン率が全体43位となる64%とショットも低迷している。

福田真未(昨年29位)もここまでランキング72位。10試合に出場して予選落ちが5試合。トップ10は1回にとどまっている。

永峰咲希(昨年34位)は86位、永井花奈(昨年36位)は89位と後半戦に向けて巻き返しが求められている。

◇ルーキー

高木優奈はランキング53位(写真は2024年リゾートトラスト レディス)

昨年のプロテストに合格したルーキーは苦戦が続いている。高木優奈が最上位となる53位につけるが、ここまでトップ10は2回にとどまっている。

宋ガウン(韓国)が66位、菅楓華71位、政田夢乃79位と続いている。

トップ合格の清本美波は6試合に出場し、予選通過は1試合。ランキングは142位と結果を残せていない。

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