まさに打った瞬間にそれと分かる特大の一発を放った大谷。(C)Getty Images 日本の偉才が真夏のテキサスで千両役者ぶりを発揮した。 現地時間7月16日にレンジャーズの本拠地・グローブライフ・フィールドで行われたメジャーリーグ…

まさに打った瞬間にそれと分かる特大の一発を放った大谷。(C)Getty Images

 日本の偉才が真夏のテキサスで千両役者ぶりを発揮した。

 現地時間7月16日にレンジャーズの本拠地・グローブライフ・フィールドで行われたメジャーリーグのオールスターゲームで、大谷翔平(ドジャース)はナ・リーグの「2番・指名打者」で先発出場。第2打席に自身球宴初本塁打となる先制3ランを放った。

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 ドジャースとの10年契約1年目で迎えた檜舞台。否が応でも注目度が高まる中で、背番号17は輝いた。

 初回の第一打席に四球を選んで出塁していた大谷は、3回無死一・二塁という絶好機で第2打席を迎える。相手3番手右腕タナー・ホウクと対峙したこの時、現地中継では外野守備に就いていたヤンキースの主砲アーロン・ジャッジがインタビューに対応。「毎年、本当に凄いと思う。特に今年はリハビリ中だろ? それなのに30本近く打つなんてね…凄いよ」と打席に立っていた大谷について語っていた刹那だった。

 カウント2-0から大谷はホウクが投じた真ん中低めへのスプリットを強振。本人が確信めいて見送った打球は、右翼スタンドの中段に着弾。インタビュー中だったジャッジは呆然とし、球場全体が「これが見たかった」とばかりに熱狂する一打となった。

 無論、日頃はライバルとして戦うナ・リーグの“同僚”たちも笑顔で大谷を歓迎。ベンチに戻ってきた際には、「ベリーグッジョブ!」の声も飛び交った。

 米オールスターにおける日本人選手の本塁打は、2007年のイチロー(マリナーズ)がランニングホームランを記録して以来、2度目の快挙。ちなみにその時に背番号51はMVPを受賞している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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