T・ヘルナンデスがド軍選手初のHRダービー制覇 オールスター戦の前日恒例イベントとなっているホームランダービーが15日(日本時間16日)、テキサス州アーリントンのグローブライフフィールドで行われ、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手が…

T・ヘルナンデスがド軍選手初のHRダービー制覇

 オールスター戦の前日恒例イベントとなっているホームランダービーが15日(日本時間16日)、テキサス州アーリントンのグローブライフフィールドで行われ、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手が優勝を果たした。1回戦では大谷翔平投手から助言を送られる場面も話題に。「彼はボールを左中間に打つように言ってきた」と笑顔で振り返った。

 全8選手が本数を競う1回戦、T・ヘルナンデスが途中タイムを取った場面で大谷はタオルを持ちながら登場。同僚のタイラー・グラスノー投手に加えて、T・ヘルナンデスと同じドミニカ共和国出身のブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)とフアン・ソト外野手(ヤンキース)も輪に加わり、ソトは大谷へ助言するように促す一幕も。

 T・ヘルナンデスは、大谷からは「左中間に打つように」アドバイスを受けたことを証言。一方で“応援役”を務めたグラスノーは「全く覚えていないよ。ノー・アイディア。ただブラディ(ゲレーロJr.)は『ブルペンを狙って打て』と言っていたよ」と、豪華スターの共演の内幕を明かした。

 大谷らの助言も効いたのか、徐々に調子を上げて1回戦で19本を放って4位で突破。準決勝では、フィリーズのアレク・ボーム内野手を延長戦の末に下すと、決勝でもロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手に14-13で勝利。全ラウンドを1本差で制した。

 前半戦でチーム2位の19本塁打をマークし、控え野手部門で3年ぶり2度目のオールスター出場となった。以前から参加を希望していたホームランダービーには最終8人目の選手として選出。ドジャースの選手では初、ドミニカ共和国出身選手では7人目のダービー制覇者となった。(Full-Count編集部)