7月12日、日本バスケットボール協会(JBA)は公式サイトを通じて、「パリ2024オリンピック」に出場する5人制バスケットボ…
7月12日、日本バスケットボール協会(JBA)は公式サイトを通じて、「パリ2024オリンピック」に出場する5人制バスケットボール女子日本代表チームの全選手12名のコメントを紹介した。
キャプテンを務める林咲希は、「選考が続き、そこで選ばれなかったメンバーの分までがんばろうという気持ちは強いです。ワールドカップには出場できませんでしたが、恩塚(亨)ヘッドコーチ体制になってからずっとキャプテンを任され、そこから関わったメンバーがいっぱいおり、積み上げてきたものもいっぱいあったからこそ今があると思っています。だからこそ、みんなの分までがんばっていきたい気持ちが強いです」とコメント。「FIBA女子ワールドカップ2022」に足のケガの影響により出場できなかったため、東京オリンピック以来の世界大会へ挑む。
東京大会では3x3日本代表としてオリンピックに出場していた山本麻衣は、「まずは選ばれてホッとしています。長い合宿を重ねながら選考された12人なので、メンバーに残れなかった選手たちの分まで日本代表として、しっかり戦っていきたいです」と意気込みを語った。
山本と同じく5人制では初のオリンピック出場となる馬瓜ステファニーは、「もしかしたら、姉のエブリンと一緒にオリンピックに出られるのも、これが最初で最後になるかもしれないので、一生懸命がんばりたいです」と語ると、姉の馬瓜エブリンは「妹のステファニーと一緒にオリンピックに出たいとずっと言ってきましたが、それを実現できることが一番うれしいです」と素直な心境を明かした。
チーム最年長36歳の吉田亜沙美は、2016年のリオデジャネイロ大会以来のオリンピックへの思いを語った。「率直にメンバーに選ばれてうれしいです。もちろん合宿に呼ばれたときから覚悟をしていたつもりでしたが、今回12人のメンバーに入ってあらためて覚悟が決まった感じがしています」。
リオ、東京、パリと3大会連続でオリンピックに臨むのは、髙田真希、町田瑠唯、宮澤夕貴の3選手。髙田は「オリンピックメンバーに選ばれることは、自分のキャリアにとっても特別であり、光栄だと感じています。その分、やはり責任や覚悟をしっかりと持って戦わなければいけないという想いでいます」と力を込める。
また、宮澤は「自分自身が選考争いのギリギリにいたので、発表を聞いたときは率直にうれしかったです。今まで支えてくださった方々に恩返しをしたい気持ちと、日本のためにがんばりたい気持ち、そして落ちてしまった選手たちやこの場にいたくても立てなかった選手たちの分の責任をすごく感じました」と語ると、東京オリンピック以来の代表復帰となった町田は「メンバー選考はいつもドキドキしますが、選ばれたときはすごくうれしかったです。12名に残れなかった選手たちの分まで、しっかりと戦っていかなければいけないという気持ちでいます」と、落選したメンバーの思いを背負って戦う姿勢を示した。
東京大会で銀メダルを獲得したメンバーから9名が、今回のロスターにも名を連ねており、本橋菜子は「日本代表としてオリンピックで戦うことへの責任感もひしひしと感じています。ここまで一緒に戦ってきた仲間たちのためにも、自分の今できる最大限の努力とパフォーマンスを発揮しなければいけないですし、本当に身が引き締まる思いでいます」と自身2度目の大舞台に意気込んだ。
さらに、東京大会の経験を糧にして大きな成長を遂げた宮崎早織は、「3年前の自分に比べて成長し、今は主力メンバーになっていることに驚きがあり、自分を褒めたいなという気持ちもあります。オリンピックはすごく楽しみですけど、今は緊張の方が大きく、良い結果は出せるように全力を尽くしてがんばってきます」と語る。
今大会でもチーム最年少となった23歳の東藤なな子は、「自分の中で選考争いはギリギリの状態だと思っていたので、メンバー入りが決まってホッとしました。今まで一緒に練習してきたメンバーの分も金メダルを目指して、これからはもう上がっていくだけだと思っています」と力強いコメントを残すと、赤穂ひまわりは「まずは12人に残ることを目標に努力していたので、そこに残ることができてホッとしており、うれしい気持ちが大きいです。でも、開幕まで時間がないので、ここからは気持ちを切り替えて、試合に向けてがんばっていきたいです」と気を引き締めた。
■女子日本代表 今後の試合予定
【ヨーロッパ遠征】
7月19日 26時00分 vsフランス代表(7位)
7月21日 23時30分 vsベルギー代表(6位)
【パリ2024オリンピック】
7月29日 28時00分 vsアメリカ代表(1位)
8月 1日 18時00分 vsドイツ代表(19位)
8月 4日 18時00分 vsベルギー代表(6位)
8月 7日 準々決勝
8月 9日 準決勝
8月11日 決勝・3位決定戦