7月14日、帯広競馬場で行われた11R・旭川記念(BG2・3歳上・ダ直200m)は、西謙一騎乗の2番人気、クリスタルコルド(牡5・ばんえい・西弘美)が勝利した。2着にコウテイ(牡7・ばんえい・槻舘重人)、3着にコマサンエース(牡8・ばんえ…

 7月14日、帯広競馬場で行われた11R・旭川記念(BG2・3歳上・ダ直200m)は、西謙一騎乗の2番人気、クリスタルコルド(牡5・ばんえい・西弘美)が勝利した。2着にコウテイ(牡7・ばんえい・槻舘重人)、3着にコマサンエース(牡8・ばんえい・金田勇)が入った。勝ちタイムは2:09.2(馬場水分0.8%)。

 1番人気で島津新騎乗、インビクタ(牡8・ばんえい・松井浩文)は、4着敗退。

 道中はゴールドハンターが第一障害を下りた勢いで先行し、クリスタルコルドが追走。後続はややばらけた形で歩を進めますが、中間点を越えたあたりで先頭が入れ替わり、インビクタ、コウテイ、クリスタルコルド、コマサンエースが先頭集団を形成し、その中でわずかに抜けだしたコウテイを先頭に各馬第二障害へと進行。第二障害下でひと呼吸入れてコウテイ、インビクタ、コマサンエースの3頭が差なく仕掛ける。インビクタが天板で膝をつく中、コウテイが難なく障害を越え、コマサンエース、クリスタルコルドと続く。先頭を行くコウテイに、一歩一歩と着実に差を詰めるクリスタルコルド。残り20mで2頭が並び一騎打ちに。残り10mでわずかにクリスタルコルドが抜け出すとそのまま押し切ってゴール。北斗賞に続く連勝で重賞5勝目を飾った。クリスタルコルドを管理する西弘美調教師は旭川記念を初制覇、騎乗した西謙一騎手はフジダイビクトリーで制した2014年以来2度目の制覇となった。

1着 クリスタルコルド
西謙一騎手
「本当は5歳の特別競走に出走させる予定でしたが、調子が良かったのでこちらに挑戦することになり、結果が出せて良かったです。道中は楽に追走出来ていたので、障害さえ上がればなんとかなると思っていました。第二障害の天板で少し危ないところがあったり、最後の直線で少し苦しい場面があったりしましたが馬が最後まで頑張ってくれました。今後に関しては馬の体調を一番に考えていきたいと思います。今日は応援ありがとうございます。また勝てるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」

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西師「まだまだ成長出来る馬」


旭川記念 口取り (C)ばんえい十勝

西弘美調教師
「重賞連勝出来てとても嬉しいです。前回の重賞の時より動きが機敏になっていて、調子が上がっていると感じました。厩舎での様子はいつもと変わらなかったのですが、パドックに行ってスイッチが入ったのか、馬がすごく良い状態になっているなと見て感じました。重量に関しては経験したことがあるのでそこまで心配はしていませんでしたが、古馬の中に入ってレースをするとどのような感じになるのかドキドキしながら見ていました。騎手にレースはお任せしていますが、今日の位置取りはとても良かったと思います。最後の直線で間に合うのか正直わからなかったですが、馬が頑張ってくれました。今後については馬の体調を見ながら考えていきたいと思います。まだまだ成長できる馬だと思いますので皆さん応援してください。よろしくお願いします」

クリスタルコルド 66戦15勝
(牡5・ばんえい・西弘美)
父:スピードフジ
母:桜姫
母父:ヤマトゼンシン
馬主:小向勝司
生産者:守屋博

【全着順】
1着 クリスタルコルド
2着 コウテイ
3着 コマサンエース
4着 インビクタ
5着 ゴールドハンター
6着 コマサンブラック
7着 オーシャンウイナー
8着 センリョウボス
出走取消 アオノブラック