怪我などを乗り越えながら、本塁打を量産してきた大谷。その凄みに反響が止まらない。(C)Getty Images 偉才の歴史的な一発は、世界的な関心を集めた。去る7月13日に実施された敵地でのタイガース戦で大谷翔平(ドジャース)は、M…

怪我などを乗り越えながら、本塁打を量産してきた大谷。その凄みに反響が止まらない。(C)Getty Images

 偉才の歴史的な一発は、世界的な関心を集めた。去る7月13日に実施された敵地でのタイガース戦で大谷翔平(ドジャース)は、MLB通算200号にマーク。ベーブ・ルースやウィリー・メイズといった往年の強打者を凌ぐ、出場794試合でのスピード到達となった。

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 この二刀流スターの偉業に目を丸くするのは韓国メディアだ。『MHN Sports』は、「今のペースなら今季中に大谷はチュ・シンスが保有するMLBのアジア出身選手による最多記録の218本を更新できる」と指摘した。

 2005年にマリナーズでメジャーデビューを飾ったチュ・シンスは、インディアンズやレンジャーズなどでプレー。現在もKBOリーグのSSGランダースで現役を続ける韓国球界の英雄だ。そんなヒーローが16年のメジャーキャリアで積み重ねた本塁打記録をあっという間に塗り替えようとする大谷を『MHN Sports』はこう称賛する。

「2005年にメジャーデビューを果たしたチュ・シンスは、アジア選手最多の本塁打記録を打ち立てるのに16年もかかった。だが、大谷はたった7年で新記録の主人公になる。16年かけて積み上げたものが崩れるまでの時間はわずかしかない」

 今年4月21日(現地時間)に松井秀喜氏を抜き、日本選手最多となるMLB176本塁打を放った際に「個人的にはもっともっとたくさん打つつもりでいる」と語っていた大谷。それだけに節目の200号も当人にとっては通過点に過ぎないだろう。

 現在のシーズン48発ペースを保てれば、2年連続でのリーグ本塁打王はもちろん、トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)の到達も現実味を帯びてくる。そんな大谷の快進撃は、韓国でも大きな注目を集め続けそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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