オランダ1部フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世が試合後に見せた現地サポーターとの温かい交流シーンが反響を呼んでいる。  強豪フェイエノールトでの1年目を苦しみながらもシーズン最後の4試合を3ゴール2アシスト(シーズン通…

 オランダ1部フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世が試合後に見せた現地サポーターとの温かい交流シーンが反響を呼んでいる。

 強豪フェイエノールトでの1年目を苦しみながらもシーズン最後の4試合を3ゴール2アシスト(シーズン通算5ゴール2アシスト)で終えた上田は、リベンジを果たすための新シーズンへ向けて、新たにブライアン・プリスケ監督が就任したチームの中でトレーニングを開始している。

 そして、新チームとして初の対外試合となった現地6日のドルトレヒト(オランダ2部)戦ではスタメン出場して1ゴールを決めると、同13日に行われたゲンク(ベルギー)との親善試合にもスタメン出場して3-4-2-1の1トップとしてプレー。ゴールこそ奪えなかったが、2点リードした後の後半17分までピッチに立ち、3-1での勝利に貢献した。

 その試合後のことだった。本拠地フェイエノールトスタジアムに駆け付けた現地サポーターのもとに手を振りながら歩み寄った上田は、「AYASE写真?」と描かれたボードを掲げた少女を指差し、自身が着用していた背番号9のユニフォームをプレゼントした。上田が投げたユニフォームを、その少女の父親が見事にキャッチすると、周囲のサポーターから温かい拍手が沸き起こった。

■「ええええんかっこいい」

 この試合後の上田のユニフォームプレゼントシーンを、フェイエノールトのクラブ公式SNS上で公開されると、日本人ファンからは次のようなコメントが寄せられた。

「ええええんかっこいい」
「男も惚れるカッコ良さ」
「アヤセ写真ボードもった少女にユニあげてる」
「これが俺たちの綺世」
「隣のおじさんが絶望しとる笑」

 2023-24シーズンでリーグ3位となるシーズン23得点を奪い、メキシコ代表としてコパ・アメリカに参戦した23歳のFWサンティアゴ・ヒメネスは、今オフの移籍市場での注目株にもなっており、その去就次第で上田に対する期待値も変わってくる。すでに実力は認められ、サポーターからも愛されている。あとは“結果”だ。プレシーズンからのアピールが期待される。

いま一番読まれている記事を読む