第60回函館記念(GIII、函館芝2000m)は、過去10年で10番人気以下が8頭も馬券に絡む波乱のハンデ重賞。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、函館記念の穴馬候補をピックアップ。ここでは「アケルナスルスター」を取り上げる。

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■アケルナルスター

前走の巴賞は、脚部不安のため昨年末のステイヤーズS以来、約7カ月ぶりとなる長期休養明け。レースは逃げ、番手の馬がそのままなだれ込む前有利の展開の中、本馬は後方追走から勝負どころでマクって3着入線と、地力の高さを見せている。

毎年滞在競馬では崩れずに走れており、これまで函館と札幌で6回使われ、合計で2勝をマーク。また、5戦で掲示板に載るなど、抜群の安定感を見せている。滞在競馬+洋芝となる北海道の水がよほど合うようだ。

巴賞組は不振傾向にあるが、函館の滞在競馬で好走した過去のあった昨年2着のルビーカサブランカや、さらに遡るとマイスタイルやマイネルファンロン、ツクバアズマオーは巴賞から好走。アケルナルスターも滞在競馬や洋芝適性への高さから、これらに続く可能性は十分だ。久々を叩かれて気配は型通りに良化しており、「豪快マクリ」で穴を開ける。

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