【MLB】タイガース - ドジャース(7月12日・日本時間13日/デトロイト)         【映像】大谷翔平、ホームラン未遂の勝ち越し逆転タイムリー  ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場。3-3で迎えた9回表の2死一、三…

【MLB】タイガース - ドジャース(7月12日・日本時間13日/デトロイト)        

【映像】大谷翔平、ホームラン未遂の勝ち越し逆転タイムリー

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場。3-3で迎えた9回表の2死一、三塁の第5打席に2試合、10打席ぶりのツーベースでヒットを放ち、勝ち越しに成功。前半戦塁打数を「226」に伸ばし、日本時間7月7日のブリュワーズ戦で「前半戦221塁打」の球団新記録を樹立した大谷は前日までに記録を224としていたが、前半戦残り3試合で数字を上積みした。

 序盤から相手にリードを許す展開のなか、8回に3-3と追いついて迎えた9回表のことだった。2死一、三塁の場面で打席に立ったのは大谷だ。相手の5人目の左腕、ホルトンと対戦すると、カウント1-0から94.3マイル(151.7キロ)のシンカーをハードヒット。打った瞬間、ホームランかと思わせる打球はセンターの頭上を越えて、ワンバウンドでバックスクリーンに到達するエンタイトルツーベースとなった。時速107.3マイル(約172.6キロ)、飛距離403フィート(約122.8メートル)の一撃で、貴重な勝ち越しタイムリーとなった。

 得意とする6月に12本のアーチを量産し、7月に入ってからの10試合で2本の本塁打を放っていた大谷はここまで357打数112安打で打率.314、66打点72得点、OPS1.026の成績。2年連続の受賞は惜しくも逃したが、6月は月間MVP級の活躍を見せた。その後、7月も39打数10安打、打率.256、OPS.828の成績を収めてきた。

 前日までのフィリーズ戦では、日本時間11日に今季34度目のマルチ安打を記録し、日本人メジャー選手としては最多タイとなるイチロー、松井稼頭央に並ぶ4試合連続で今季22個目の盗塁もマークした。

 チームはフィリーズに3連敗の“スイープ”を許し直近4連敗と調子を落としているものの、この試合を含めて前半残り3試合、チーム95試合目で放ったヒットで塁打数を226としたが、さらなる記録にも期待がかかる。本塁打は日本人選手では初となるメジャー通算200号に王手の199号としており、今季は史上6人目となる「40本塁打、40盗塁」に加えて、日本人メジャー選手としては初のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)も射程圏だ。さらに、現時点の塁打数は400に到達する勢いを維持しており、1997年にラリー・ウォーカー(ロッキーズ)が達成して以来、史上2人目の400塁打&30盗塁以上も狙える位置につけている。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)