【神奈川】ロープ2本を使う縄跳び「ダブルダッチ」などジャンプロープ競技のアジア王者を決める「アジアジャンプロープ選手権大会2024」が24~28日、カルッツかわさき(川崎市川崎区富士見1丁目)で開かれる。 ダブルダッチは、ストリートカルチ…

 【神奈川】ロープ2本を使う縄跳び「ダブルダッチ」などジャンプロープ競技のアジア王者を決める「アジアジャンプロープ選手権大会2024」が24~28日、カルッツかわさき(川崎市川崎区富士見1丁目)で開かれる。

 ダブルダッチは、ストリートカルチャーの一つで、パリ五輪の追加競技に採用されたブレイキン(ブレイクダンス)と同じように、米ニューヨークで生まれたとされる。

 日本ジャンプロープ連合の原竹純・理事兼事務局長によると、ブレイキンの「聖地」として知られるJR南武線武蔵溝ノ口駅(高津区)の改札前通路は、かつてダブルダッチの練習も盛んだったという。「ダブルダッチにとっても聖地だった。わたしも電車に乗って行きました」と話す。

 大会はアジアジャンプロープ連合が主催し、川崎市が共催する。福田紀彦市長は2日の記者会見で、「ダブルダッチは必ずブームが来ます」と推した。「何か新しいことに挑戦しようと思ったら川崎に行こうと思ってもらえるようなサポートをしていきたい」と述べた。

 大会には日本、中国、台湾、韓国、タイ、フィリピン、インドなど10の国・地域から約740人が参加する。日本選手は約180人で、川崎市に住む有力選手2人も出場する。その一人、プロダブルダッチプレーヤーの糟谷昌宏さん(29)=高津区=は「今までの自分たちの努力の成果を、全力でぶつけます」とコメントを寄せた。

 24~27日に競技があり、28日に閉会式がある。28日には、ダブルダッチのパフォーマンスの完成度などを競う世界大会もカルッツかわさきで開催する。計6の国・地域の約90人が参加予定。両大会のチケットは、川崎市役所のホームページからも、外部リンクを経て購入できる。(佐藤英法)