みんながみんな、自分の今の状態を最低限承知しているバイタルデータがある。そして健康維持のために生活習慣化された日課もあります。1.体重計に乗ること 体重計は今や体組成計となった。さまざまなデータが測定できますね。肥満はさまざまな生活…

 みんながみんな、自分の今の状態を最低限承知しているバイタルデータがある。そして健康維持のために生活習慣化された日課もあります。

1.体重計に乗ること

体重計は今や体組成計となった。さまざまなデータが測定できますね。

肥満はさまざまな生活習慣病に向かう。そしてやせ過ぎも低栄養の表われとなる。筋肉量の減少からロコモティブシンドローム、運動器に障害が及び移動機能が損なわれる状態に陥る。(※)

そこで自分の身長と体重から算出される、BMIという指標を把握することがたいせつになる。身長は成長期でなければほぼ変わらないので、BMIの要は体重にあります。

当たり前の感覚で、各々が自分の体重を知っている現代。体重計の普及があってこそ成し遂げられる、日頃の健康管理ですね。

【出典】
(※)健検公式テキスト増補改訂第2版 ロコモとはどんな状態か?

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2.体温計を脇の下に挟むこと

むかしお世話になった水銀柱式体温計

幼少の頃、からだの調子が悪くなると、家族から決まり文句が飛んできた。

「熱、測ってみな!」

私は体温37度に達すると全身に悪寒が走るようになる。熱発には弱い質です。すぐさま栄養を取って、しっかり寝汗を掻くように努めます。発熱しているか否かを知るには、体温計を脇の下に挟む必要もないくらい。だけど、やっぱり正確な体温を測ることは、熱の度合いや継続時間を知るには重要なこと。

今となっては姿を消した水銀柱の体温計。一度使用した体温計を、スナップを利かせて振る。ガラス管の中で上昇した水銀柱のレベルを、36度以下に下げる作業がなんともなつかしい。現在市販されている体温計は、単位時間の上昇温から体温を予測するタイプ。実測値ではない。だから昭和生まれの私としては、実測してくれた水銀柱の体温計ほど信用していないのが本心なのです。

一度使ったデジタル体温計のセンサー部分に、前に使った人の温もりを取り払いたい。そんな時も体温計を振って冷やす。結局、体温計って振る仕草が付き物の測定グッズなのでしょうか?(笑)

3.歯ブラシで歯をみがくこと

それにしても、歯みがきを世界の生活習慣として拡散させて、育て上げたことはすばらしい!

話しは変わりますが、ウォーキングの実施率が上ったことは、有酸素運動推進の観点から良い傾向です。けど継続しなければ価値が上りません。続けてこそ効果が発揮されるわけだから。それに比べれば、歯をみがく習慣は定着していると言ってよいと思う。朝の目覚めから始まる、日常生活で当り前となった歯みがきタイム。

気候変動による天災が世界で起きています。地震大国の日本でもあり、災害関連死も危うい。避難所でもオーラルケアにも注目されるようになりました。水不足や歯ブラシがなくても、プラークを落としてお口の中のマッサージにも役立つペーパー状の歯みがきシートもある。入れ歯の汚れも落とせます。お口の健康と全身疾患との因果関係を見過ごしてはいけません。

公衆衛生は健康習慣をみんなが理解し納得した上で、結果として世俗的に浸透していくものだと思う。時には軽い気持ちで始めたことが、いつの間にかルーティンとなれば、それはそれであなたにフィットしたメソッドなのでしょう。

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。