ネーションズリーグでは精彩を欠いた韓国代表。この現状に現役戦士が持論を展開している。(C)Getty Images  パリ五輪を前に檜舞台で躍動した日本女子バレーの躍動は、ライバルにとって大きな刺激となっている。 その…

 

ネーションズリーグでは精彩を欠いた韓国代表。この現状に現役戦士が持論を展開している。(C)Getty Images

 

 パリ五輪を前に檜舞台で躍動した日本女子バレーの躍動は、ライバルにとって大きな刺激となっている。

 その快進撃は鮮烈だった。去る5月14日から先月23日に行われたネーションズリーグ(VNL)で日本は、パリ五輪出場を決めただけでなく、決勝にまで進出。惜しくも世界ランク1位のイタリアに敗れたものの、VNL史上初のメダルを確定させた。

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 スピードとデータを駆使した高度なバレーで異彩を放った日本。彼女たちのパフォーマンスを羨望の眼差しを向けるのは、韓国代表のイ・ダヒョンだ。

 現地時間7月10日、日刊紙『朝鮮日報』は、大会30連敗を喫するなどVNLで精彩を欠き、男女ともにパリ五輪出場を逃した母国バレーボール界の現状について「絶えず危機に悩まされている。国際舞台でも力を発揮できずに、果てしない転落を経験しなければならなかった」と言及。その上でイ・ダヒョンのコメントを伝えている。

「ネーションズリーグでプレーして感じたのは、タイやベトナムの選手も全員が国外リーグでプレーしていることです。もちろん、年俸の高さも理由かもしれないけど、海外でプレーすることで、世界の流れを感じることができると思えました」

 世界の潮流を語った22歳は、差を見せつけられた日本に対する想いも口にする。

「体格は同じか、むしろ日本の方が小さい。正直、内心はアジアのチームに勝ち上がってほしいという気持ちもあったけど、一方で悔しい気持ちもありました。ただ日本が準優勝したことで、私たちも十分やれるとも感じました。

 日本はボールを扱う能力が格段に違います。そこに追いつくのは今からでも遅くはないと思います。技術練習をする時に、淡々と時間を潰すのではなく、より正確性と狙いを持ってやる必要があると思ってますし、それが私たちの課題だなと思いました」

 世界を相手に堂々と渡り合ったアジアのライバルを見て「世界に出たいと感じた」というイ・ダヒョン。彼女の気づきは韓国バレー界の停滞期を打破するカギとなるだろうか。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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