Kリーグ1(韓国1部)の蔚山HD FCは11日、ホン・ミョンボ監督(55)の退任を発表した。 現役時代はベルマーレ平塚(現:湘南ベルマーレ)や柏レイソルでもプレーし、韓国代表の主将として4度のワールドカップ(W杯)に出場するなど活躍したホ…

Kリーグ1(韓国1部)の蔚山HD FCは11日、ホン・ミョンボ監督(55)の退任を発表した。

現役時代はベルマーレ平塚(現:湘南ベルマーレ)や柏レイソルでもプレーし、韓国代表の主将として4度のワールドカップ(W杯)に出場するなど活躍したホン・ミョンボ監督。引退後は指導者の道を歩み、韓国代表のアシスタントコーチとして歩みだすと、2009年にU-20韓国代表の監督として初めて就任した。

ロンドン・オリンピックで指揮を執ると、韓国サッカー界に初となる銅メダルをもたらす手腕を発揮。2013年6月から2014年7月まで韓国代表を率い、ブラジルW杯で指揮をした。

その後、中国スーパーリーグの杭州緑城(現:浙江職業FC)の監督を経て、2020年12月から蔚山HDの監督に就任。Kリーグ1を連覇するなど実力を発揮していた。

しかし、8日に大韓サッカー協会(KFA)が韓国代表の監督にホン・ミョンボ監督が就任することを発表。2027年のアジアカップまで指揮を執るとしていたが、蔚山側は退任の発表をせず。すぐに行われたリーグ戦では、チームを途中で見捨てたホン・ミョンボ監督に対してファン・サポーターが批判するチャントを歌っていた。

蔚山HDは「ホン・ミョンボ監督と一緒に、蔚山HDは驚くべき発展と成長を遂げました。ホン・ミョンボ監督の情熱、献身、そして卓越したリーダーシップを忘れません」と感謝のコメントを残している。

ホン・ミョンボ監督の就任を巡っては、韓国で様々な報道がなされ、一部報道では一部の役員が独断で選出したという話も浮上していた。