前走アハルテケSでオープン初勝利を挙げたビヨンドザファザー(栗東・藤岡健一厩舎)。次走は7月15日(月・祝)、盛岡競馬場のダート2000mで行われるマーキュリーカップを目指して登録するも最初は補欠馬扱い。ただ、選定馬の回避によって、ここ…

 前走アハルテケSでオープン初勝利を挙げたビヨンドザファザー(栗東・藤岡健一厩舎)。次走は7月15日(月・祝)、盛岡競馬場のダート2000mで行われるマーキュリーカップを目指して登録するも最初は補欠馬扱い。ただ、選定馬の回避によって、ここへ出走できることになり、今朝11日はレースに向けた最終追い切りを行っている。

 CWへ2コーナーから入場して、3歳未勝利を追走する形。6F標識を通過するところで1馬身ほど後ろだったが、その差は徐々に詰まっていく。ただ、外を回っていたので、コーナーを回る時にはこちらが負荷のかかる状態だった。

 最後の直線に向いたところで一気に抜け出すことができそうな手応えだったが、相手の脚色を見ながらというところもあり、ラスト1F標識までは持ったままで並走。そこから軽く仕掛けるが、そんなに機敏に反応する馬ではないので、ゴールまで同入のままだった。

 時計は6F84.8-5F66.6-4F51.5-3F37.1-2F23.6-1F11.8秒。道中はきれいな加速ラップを踏んでいて、体調はすこぶる良好。前走508キロの馬体重は好走できる状態まで絞れたもので、今回もそれを維持しているシルエットに見える。回ってきたチャンスをモノにすることができるかどうかだろう。

(取材・文:井内利彰)