7月11日(現地時間7月10日)、パリ2024オリンピックに出場するバスケットボール男子アメリカ代表(FIBAランキング1位…

 7月11日(現地時間7月10日)、パリ2024オリンピックに出場するバスケットボール男子アメリカ代表(FIBAランキング1位)とカナダ代表(同7位)が親善試合で対戦。五輪5連覇を目指すホームのアメリカが86-72で勝利した。

 アメリカ代表はステフィン・カリー、デビン・ブッカー、ドリュー・ホリデー、レブロン・ジェームズ、ジョエル・エンビードが先発。対するカナダ代表は、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー、ジャマール・マレー、RJ・バレット、ディロン・ブルックス、ドワイト・パウエルがスターティングファイブに名を連ねた。

 立ち上がりはアレクサンダーが3ポイントを決めるなどカナダがリードを奪ったが、試合開始5分で1得点止まりだったアメリカもカリーの長距離砲から反撃開始。ベンチスタートだったアンソニー・エドワーズが鋭いドライブで敵陣を切り裂けば、アンソニー・デイビスも強烈なブロックをお見舞い。最初の10分はカナダ7点リードの14-21で終えた。

 続く第2クォーターは、エドワーズを中心にスコアを伸ばしたアメリカが同残り6分に逆転。主導権を奪った絶対王者は、リバウンド争いでも優位をキープし、パス交換のミスもありながら随所に個人技も披露。この10分を27-12と圧倒し、8点リードの41-33で折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターは、アメリカがカリーの3連続得点で一気に2ケタ点差までリードを拡大すると、カリーがレブロンのアリウープダンクをアシストするなど豪華な面々が躍動。同残り5分にエンビードがファウルアウトとなるトラブルもあったが、点差を15点リードに拡大して最後の10分へ。

 最終第4クォーターは、カナダ代表もニキール・アレクサンダー・ウォーカー、トーマス・スクラブらの連続得点などで反撃したが、ホリデーらスターター陣が出てきたアメリカに流れを断ち切られ逆転ならず。最後は14点差の86-72で試合終了となった。

 勝利したアメリカ代表は、ベンチスタートだったエドワーズが最多13得点を挙げ、カリー、ホリデー、デイビスも2ケタ得点を記録。リバウンド争いで優位に立ち、効率よく2ポイントでスコアを伸ばした。対するカナダは、スターターのバレット、アレクサンダー、ブルックスが2ケタ得点を挙げた一方で、ベンチメンバーが出ている時間帯にビハインドが拡大する結果となった。

 パリ五輪の予選ラウンドでは、アメリカ代表がグループCに入り、セルビア代表(同4位)、南スーダン代表(同33位)、プエルトリコ代表(同16位)と対戦。カナダ代表はグループAに入り、ギリシャ代表(同14位)、オーストラリア代表(同5位)、スペイン代表(同2位)と対戦する。

■試合結果

カナダ代表 72-86 アメリカ代表

CAN|21|12|22|18|=72

USA|14|27|28|17|=86

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