テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間11日(現地10日)、男子シングルス準々決勝が行われ、第25シードのL・ムセッティ(イタリア)が第13シードのT・フリッツ(アメリカ)を3-6, 7-6 (7-5)…
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間11日(現地10日)、男子シングルス準々決勝が行われ、第25シードのL・ムセッティ(イタリア)が第13シードのT・フリッツ(アメリカ)を3-6, 7-6 (7-5), 6-2, 3-6, 6-1のフルセットで破り、四大大会初のベスト4進出を果たした。
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世界ランク25位で22歳のムセッティがウィンブルドンに出場するのは4年連続4度目であり、最高成績は昨年の3回戦進出。今大会では1回戦で同92位のC・レスティエンヌ(フランス)、2回戦で同37位のL・ダルデリ(イタリア)、3回戦で同122位のF・コメサナ(アルゼンチン)、4回戦で同58位のG・ペリカー(フランス)を破り、四大大会初のベスト8進出を決めた。
世界ランク12位のフリッツと顔を合わせた準々決勝の第1セット、第1ゲームで2度のブレークポイントを活かせなかったムセッティは第4ゲームでブレークを許す。その後のリターンゲームではブレークポイントを握れず先行される。
続く第2セット、ムセッティは第1ゲームでいきなりブレークを許すも直後の第2ゲームではフリッツのミスを見逃さずブレークバックに成功。その後、第8ゲームで2度目のブレークを奪い第9ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎える。ここでブレークバックを許しタイブレークに突入するも1度のミニブレークを守り切ったムセッティがセットカウント1-1に追いつく。
そして第3セット、勢いに乗るムセッティは第1ゲーム、パッシングショットを決めブレークに成功。さらに第5ゲームではフリッツのミスから2度目のブレークを果たし、セットカウント2-1と逆転する。
勝利に王手をかけたムセッティは第4セット、第4ゲームで1度のブレークポイントを凌ぐと直後の第5ゲーム、40-0とブレークチャンスを4度掴む。しかし、これを活かせず第8ゲームでフリッツにブレークを許し、セットカウント2-2とされる。
迎えたファイナルセット、ムセッティは第2ゲームでフォアハンドウィナーを決めブレークに成功すると第4ゲームで2度目のブレーク。自身のサービスゲームではブレークポイントを与えず、開始から5ゲームを連取し、3時間27分の激闘を制した。
勝利したムセッティは準決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で対戦予定だった第9シードのA・デ ミノー(オーストラリア)が試合前に負傷により棄権したため勝ち上がりを決めた。
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