【MLB】フィリーズ 10−1 ドジャース(7月9日・日本時間10日/フィラデルフィア)  ドジャースの大谷翔平投手がフィリーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。大敗濃厚となった7回途中からドジャースの内野手キケ・ヘルナンデスが野手登板した…

【MLB】フィリーズ 10−1 ドジャース(7月9日・日本時間10日/フィラデルフィア)

 ドジャースの大谷翔平投手がフィリーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。大敗濃厚となった7回途中からドジャースの内野手キケ・ヘルナンデスが野手登板した。キケは8回も続投し、三者凡退に抑えると「今日一番いいピッチャー」「最強フィリーズ打線を最も簡単に抑えた」とファンも遅いボールを打たせて取る投球を絶賛した。

【映像】76キロ“超遅球”→強烈ライナーの瞬間

 1-10と大差がついた7回途中、ロバーツ監督は3番手ピーターソンが死球を与えたところで、たまらずショートを守っていたキケ・ヘルナンデスを登板させた。急遽登板となったキケだが、わずか2球で強打者シュワバーをピッチャーフライに打ち取った。

 するとキケは8回もまさかの続投。2番メリーフィールドを5球でサードゴロに打ち取ると、続く3番ソーサに対して49.8マイル(約80.1キロ)の超スロースライダーを投じる。これをソーサが打ち返すと、打球は球速の倍以上となる104.2マイル(約167.7キロ)の強烈なライナーとなったが、サードのテーラーがキャッチしてアウトに。

 さらに4番ボームにはこの日最も遅い一球となった47.2マイル(約76キロ)のスライダーを外角低めに投じると、ボームがこれをセンターへ打ち返す。打球速度104.0マイル(約167.3キロ)とこれも球速の2倍以上となる大きな当たりとなったが、センターのアウトマンがしっかりとキャッチしセンターライナーに打ち取った。

 いずれもサードのテーラー、センターのアウトマンの好守あっての結果だったが、わずか7球、最速52.9マイル(約85.1キロ)の遅球でまさかの三者凡退に抑えたキケに対し、中継を視聴していたファンからは「ミラーより良くて草」「これが打たせて捕る…!」「キケ抑え転向だな」「これぞユーティリティプレーヤー」「守護神キケ」など称賛するコメントが多くあがった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)