(10日、第106回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦 神奈川商工1―4湘南工大付) 神奈川商工のシートノックには、「選手以上にバットを振ってきた」と、畠陽一郎監督が信頼を寄せる分目姫子マネジャー(3年)が立った。 小中学校の9年間、軟式…

 (10日、第106回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦 神奈川商工1―4湘南工大付)

 神奈川商工のシートノックには、「選手以上にバットを振ってきた」と、畠陽一郎監督が信頼を寄せる分目姫子マネジャー(3年)が立った。

 小中学校の9年間、軟式野球に打ち込み、高校入学後はマネジャーとして、ノックで選手たちを成長させるのを目標にしてきた。

 バッティングとはまた違う技術が必要で、練習を重ねてできることが増えていくだいご味は、選手時代と変わらなかった。ノックで声を掛け合いチームが一丸となっていくのを感じ「最高の時間だった」という。

 惜しくも湘南工大付に敗れ、試合後は涙が止まらなかったが、「初めてボールを投げたときから、ずっと野球が好き。出会えて幸せ。将来も野球に関わっていきたい」と笑顔をみせた。(足立朋子)