レジェンドらしい「ブランクV」となるか。武豊騎手がリリーフィールド(牝2、栗東・小崎憲厩舎)で函館2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)の27年ぶり2勝目を狙う。  武豊騎手はこれまで函館2歳Sに10回騎乗。2回目の参戦となった…

 レジェンドらしい「ブランクV」となるか。武豊騎手がリリーフィールド(牝2、栗東・小崎憲厩舎)で函館2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)の27年ぶり2勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまで函館2歳Sに10回騎乗。2回目の参戦となった97年にアグネスワールドで初制覇を果たした。しかし、その後は8回参戦して、22年のクリダームの2着が最高着順。98年のファイナルキス、05年のアドマイヤカリブ、20年のモンファボリは1番人気に推されたが、それぞれ12着、3着、13着に終わっている。

 今年はリリーフィールドで挑む。新種牡馬のモズアスコットの産駒。前走の新馬(函館ダ1000m)でもコンビを組み、逃げて1秒0差の圧勝だった。今回は芝替わりがカギとなるが、父同様の芝ダート二刀流であれば十分にチャンスがあるだろう。

 自身にとって21世紀となって以降では初めての函館2歳S制覇を果たし、小崎厩舎に11年のセントウルSのエーシンヴァーゴウ以来、13年ぶりのJRA重賞タイトルをプレゼントできるか。初芝のパートナーをどのように導くのか、その手綱捌きから目が離せない。