井上との9月決戦を避けてきたグッドマン陣営が、ここに来て態度を急変させたようだ(C)Getty Images 急転直下、「9月決戦」の可能性が浮上した。 プロボクシングのWBO・IBF世界スーパーバンタム級1位サム・グッドマン(オー…

井上との9月決戦を避けてきたグッドマン陣営が、ここに来て態度を急変させたようだ(C)Getty Images

 急転直下、「9月決戦」の可能性が浮上した。

 プロボクシングのWBO・IBF世界スーパーバンタム級1位サム・グッドマン(オーストラリア)は当初、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の次の防衛戦の相手として、9月での対戦が有力視されていた。だがグッドマンはその後、12月での井上戦を希望。7月10日に地元オーストラリアでWBC同級8位チャイノイ・ウォラワット(タイ)とのノンタイトル戦が組まれることとなり、9月での井上戦を回避したと報じられていた。

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 しかし、グッドマンが地元でのノンタイトル戦を目の前にした7月9日、現地メディア『FOX SPORTS AUSTRALIA』で井上との一戦についての興味深いコメントが伝えられている。試合前日の両者の計量後のインタビューにおいて、グッドマンをプロモートする『No Limit』のジョージ・ローズCEOが、9月にも試合を組む意志があると述べたという。

 同メディアによると、ローズCEOが計量後に行われたインタビューの中で、グッドマンが試合間隔にこだわらない考えであると主張。その上で、「水曜夜の試合の直後に私の電話が鳴ったら、サムは9月に向けて準備ができていると保証できる」とグッドマンのコンディションへの自信を口にし、2か月後での試合の可能性を示唆している。

 ローズ氏は他にも、「だから、9月にベルトを失いたいのであれば、私たちに電話してほしい」「なぜなら、格闘技では何が起きてもおかしくないからだ」などと、“モンスター”との対戦への言葉を並べた。

 ローズ氏のコメントをみても、9月でのグッドマンと井上との対戦に強い意欲を示していることは明らか。井上の次戦はWBO同級2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)が有力視されている中、今後の展開が注目される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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