ニコラ・アネルカ氏(45)が唐突な辞任表明だ。トルコ『Fanatik』が伝えている。 元フランス代表FWのアネルカ氏は、現役時代にPSGやアーセナル、レアル・マドリー、マンチェスター・シティなどでプレーし、チェルシーではプレミアリーグ得点…

ニコラ・アネルカ氏(45)が唐突な辞任表明だ。トルコ『Fanatik』が伝えている。

元フランス代表FWのアネルカ氏は、現役時代にPSGやアーセナル、レアル・マドリー、マンチェスター・シティなどでプレーし、チェルシーではプレミアリーグ得点王に輝いた。

引退後は中国上海での指導者転身に始まり、アルジェリアでのスポーツ・ディレクター(SD)職、インドでの選手兼監督を経て、欧州に復帰。今年1月、トルコ2部のウムラニエスポルで最高経営責任者(CEO)に就任した。

チームが1部昇格と無縁のリーグ戦11位で23-24シーズンを終えたなか、アネルカ氏は8日、自身のSNSで「あらゆる約束とコミットメントが尊重されていない」と、突如として辞任を発表。すでに職務を離れたという。

「クラブ経営がずさん過ぎる…コミュニケーションの欠如に始まり、給与未払いは当たり前。FIFAによる制裁があっても不思議ではない。トップレベルに見合ったビジョンはなく、何よりも約束も敬意もないクラブだ」

アネルカ氏は1月に1年契約でCEO就任。

その際、「やるべきことがたくさんある。私の培った経験全てを活かして、ウムラニエスポルとトルコサッカー界に貢献したい。若手の発掘、アカデミーとサッカーインフラの発展…時間をかけてじっくりやらねば」と語っていた。

役職はSDでもGMでもなく「CEO」。大いなる責任を伴う職務に就くにあたって、このようなビジョンを打ち出していたが、言葉を選ばなければ、半年足らずで投げ出した格好に。

アネルカ氏に関するクラブからの発表はまだないが、よほど我慢ならない状況がそこにあったのかもしれない。