韓国戦で存在感を見せた河村。五輪本戦での活躍に期待だ(C)Getty Images  7月7日、東京・有明アリーナでバスケットボール国際強化試合が行われ、男子日本代表が韓国代表と対戦、88-80で日本が勝利を収めた。2…

 

韓国戦で存在感を見せた河村。五輪本戦での活躍に期待だ(C)Getty Images

 

 7月7日、東京・有明アリーナでバスケットボール国際強化試合が行われ、男子日本代表が韓国代表と対戦、88-80で日本が勝利を収めた。2日前の初戦では84-85と接戦を演じ韓国に敗れていた日本は、この2試合目で雪辱を果たし、パリ五輪前国内最後の強化試合を勝利で締めくくった。

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 若手中心のメンバーを揃えた韓国に対し第1クォーターでは19-22とリードを許した日本だったが、その後はジョシュ・ホーキンソンを中心にリバウンドを拾いながらリズムを掴み、NBA挑戦が発表された河村勇輝のアシストや3ポイントなどで攻撃でも主導権を掴む。さらに比江島慎や富樫勇樹のパスも冴えわたり、68-57とリードしたまま第3クォーターを終えた。

 最終第4クォーターでも、ホーキンソン、渡邉飛勇等の得点により韓国に流れを渡さず、日本の攻撃を演出していた河村が鋭いカットインから自らも得点を狙う姿勢をみせ続け、最後は8点差をつけゲームを制している。

 日本は五輪メンバー発表前最後のゲームで選手それぞれが力を出し切り、韓国から白星を奪った。そして、初戦こそ勝利したもののこの2戦目では黒星を喫した韓国では、日本の強さを称える声が上がっている。

 現地紙『韓国経済新聞』は7月7日、公式サイト上でこの試合の結果を報じている。その中では「韓国は今大会に平均年齢24歳の若い選手中心に代表チームを設けていた。日本も看板選手の八村塁と渡邊雄太に休憩を与えた」として、この一戦における両チームのメンバー構成に言及。続けて「自国リーグの選手たちが出場した日本は、韓国より戦力的に優位であることを示した」と綴っており、さらに、「日本はパリ五輪に備え、先月世界ランキング5位のオーストラリアと2度の強化試合を行うなど“実戦モード”を維持してきた」と評している。

 また、日本チームが躍動した試合展開を伝えるとともに、同メディアは攻撃の中心となった河村のプレーにフォーカス。試合終盤の展開を振り返りった上で、「河村を止めることができなかった」と指摘。「試合終了3分40秒前、170cmの河村が207cmのイ・ウォンソクを前にレイアップを成功させ、さらにファウルも得て韓国の追撃を食い止めた」とハイレベルなパフォーマンスを称賛している。

 強化試合でもポテンシャルを存分に発揮した河村は、8日に発表されたパリ五輪メンバーにももちろん選出されている。五輪の舞台においても注目を集める存在であることは間違いないだろう。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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