7月7日に行われたJ1リーグ第22節で、京都サンガF.C.が試合終了間際のゴールでアビスパ福岡に2-1の勝利を収めた。その試合後のロッカールーム映像が話題になっている。  試合は実に劇的な幕切れだった。敵地に乗り込んでの一戦で、1−0リー…

 7月7日に行われたJ1リーグ第22節で、京都サンガF.C.が試合終了間際のゴールでアビスパ福岡に2-1の勝利を収めた。その試合後のロッカールーム映像が話題になっている。

 試合は実に劇的な幕切れだった。敵地に乗り込んでの一戦で、1−0リードで迎えた後半アディショナルタイムの48分に同点ゴールを許したが、そこで試合は終わらなかった。その後の54分に自陣の最終ラインでボールを奪ったCBの宮本優太が、中盤の川崎颯太へと縦パスを送ると、そこから原、鈴木冬一、川崎、そして平賀大空と繋ぎ、最後は最前線まで駆け上がった宮本が右足でゴールネットを揺らした。

 劇的勝利後、宮本はアウェイまで駆け付けたゴール裏サポーターの前で「1失点目すみませんでした」と頭を下げた後に「ミスを取り返したいという気持ちでした」「これからもっともっと上にいきましょう!」と歓喜の雄叫び。

 そしてピッチに一礼した後、チームスタッフたちとハイタッチを交わしながら歩みを進めてロッカールームへ足を踏み入れると、チームメイトたちから大喝采で迎え入れられた。そして、それに応えるように、宮本も全身で喜びを表現して盛り上げた。

■「宮本くんの人間性でてる」

 この京都の劇的勝利後のピッチからロッカールームへと続く映像がクラブ公式エックス(旧ツイッター)で公開されると、次のようなコメントが寄せられた。

「サイコーやんけ」
「最高のロッカールーム!!」
「嬉しくて何回も観ちゃう」
「最後にしっかりピッチに一礼して去る姿ほんま宮本くんの人間性でてる」
「このカット毎試合お願いします!」

 この勝利で、京都は今季リーグ戦初の連勝を飾り、18位に浮上した。17位のサガン鳥栖とは勝点差2で、その上の16位ジュビロ磐田と15位川崎フロンターレとも勝点差3。殊勲の宮本は「これから連戦になりますけど頑張って行きましょう!」と締めくくっており、今後の京都の巻き返しが楽しみな状況となっている。

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