【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 2-0 コンサドーレ札幌(7月6日/県立カシマサッカースタジアム) 【映像】絶品スルーパス&超高精度スーパークロス  出場停止から戻ったばかりの “日本のベンゼマ” が、違いを見せつけた。  注目のシ…

【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 2-0 コンサドーレ札幌(7月6日/県立カシマサッカースタジアム)

【映像】絶品スルーパス&超高精度スーパークロス

 出場停止から戻ったばかりの “日本のベンゼマ” が、違いを見せつけた。

 注目のシーンは、ゴールレスで迎えた後半の61分。鹿島がDF安西幸輝を起点に左サイドから相手陣内に侵入する。MF知念慶がボールを引き取り、ボックス手前中央に縦パスを打ち込んだ。MFとDFの間でフリーになったFW鈴木優磨がターンすると、師岡が動き出す。背番号36は相手DFがボールウォッチャーになった瞬間を逃さず、鈴木のスルーパスに抜け出して右足を一閃。倒れ込みながらシュートを放ちゴールネットを揺らした。

 中央を固めていた守備を切り裂いて奪った鹿島の先制点は、師岡にとって記念すべきプロ初ゴールになった。師岡は満面の笑みを浮かべながらベンチに走ってチームメイトと歓喜の抱擁。ピッチの仲間も駆け寄り、24歳のメモリアルゴールを全員で祝った。

 解説・福田正博は「鈴木優磨がいい場所に入りましたね。それを見てファーストタッチで前を向けましたし、それに対して師岡がスペースで受けてそのままフィニッシュ。鈴木のボールのもらい方がうまいですよ。捕まらないところに右サイドからスルスルと入っていって、ファーストタッチで相手ゴール方向に体を向ける。それによっていろんな選択肢ができますし、師岡もシュートをよく落ち着いて決めた」と、師岡と鈴木のプレーを称賛した。

 そしてその約5分後、鈴木優磨が今度は“ベッカム級”超高精度クロスで追加点のアシスト。右サイドからあげた超ロングアーリークロスにファーに走りこんでいたMF藤井智也がジャンプしながら左足で合わせ追加点を決めた。

 立て続けのスーパーアシストにファンは「小笠原満男さんが乗り移ったアシスト」「優磨センスあるなー」「本当にクロスうまい」「やっぱり別格」「MVP」「自分を生かす術も周りを生かす術も持っている」「できないことないこの人」と大絶賛。「優磨君の存在は本当に大きい」「得点決めた選手より印象残って目立ってた」とプレーはもちろんその存在感に対してのコメントも多く見られた。

 試合は、出場停止明けから戻ったチームの支柱が躍動し、鹿島が5試合ぶりの白星。首位・町田を勝ち点差5で追走している。

(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)