7月7日(現地時間6日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ポール・ジョージと契約を結んだことを正式に…

 7月7日(現地時間6日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ポール・ジョージと契約を結んだことを正式に発表した。

 今夏のFA(フリーエージェント)戦線で、キャップスペースに大きな空きがあったシクサーズは、ケイレブ・マーティン、アンドレ・ドラモンドをロスターへ加えたほか、タイリース・マクシー、ケリー・ウーブレイJr.との再契約も締結。

 マクシー、ウーブレイJr.、ジョージ、マーティン、ジョエル・エンビードで形成される予想スターターは破壊力抜群。昨シーズンはエンビードが平均34.7得点11.0リバウンド5.6アシスト1.2スティール1.7ブロック、マクシーが同25.9得点3.7リバウンド6.2アシスト、ジョージが同22.6得点5.2リバウンド3.5アシスト1.5スティールを残しているだけに、このビッグ3は強烈なインパクトを放つことになるだろう。

「情熱的なファンベースがある歴史的なフランチャイズへ加わることができてものすごくワクワクしています! これほどのタレントがそろったチームの一員になることが待ち切れません。フィラデルフィアへチャンピオンシップをもたらすべく、仕事に取りかかりましょう!」


 リリースのなかでそう話していたジョージは、8日にティザー告知された自身のポッドキャスト番組“Podcast P with Paul George”でシクサーズのユニフォーム姿をお披露目。フルエピソードは翌9日に公開予定なのだが、ジョージは背番号8を身にまとっていた。

 2024-25シーズンで球団創設76年目を迎えるシクサーズは、NBA優勝3回を誇る名門チーム。ジョージがフレズノ・ステイト大学、NBAキャリア初期に着用していた24番はボビー ジョーンズ、昨シーズンまで着用していた13番はウィルト・チェンバレンの永久欠番。

 そこでジョージは高校時代に着用した25と31、3歳半の息子が好んだ14も考慮したのだが、最終的にはアイドルのコービー・ブライアントがNBAキャリア最初の10シーズンで着用した背番号8をセレクト。

 コービーはペンシルベニア州フィラデルフィア生まれで、同州のローワー・メリオン高校出身のスーパースター。レイカーズで最初の10シーズン着用していた背番号ということもあり、ジョージは「そうすべきだったのさ。これがコービーに対する僕の偶像化のやり方なんだ」と番組内で話していた。

 キャリア15年目の今シーズン。新たな背番号8を身にまとうジョージがどんな活躍を見せてくれるのかは、今から楽しみでしかない。

【動画】コービーとジョージが最後に対戦した2016年のゲームハイライト!