【MLB】ドジャース 5-3 ブリュワーズ(7月6日・日本時間7日/ロサンゼルス)  夕焼け空のロサンゼルスに虹のようなアーチを描いてみせた。この日のドジャースはナショナルリーグ中地区1位のブリュワーズと対戦。大谷翔平投手も「1番・DH」で…

【MLB】ドジャース 5-3 ブリュワーズ(7月6日・日本時間7日/ロサンゼルス)

 夕焼け空のロサンゼルスに虹のようなアーチを描いてみせた。この日のドジャースはナショナルリーグ中地区1位のブリュワーズと対戦。大谷翔平投手も「1番・DH」で先発出場を果たすと、第4打席で目の覚めるような一発を放ち、名物記者を驚愕させた。

【映像】一瞬で突き刺さる驚異の28号ソロ弾

 3-3の同点で迎えた8回裏のドジャースの攻撃。前の回でブリュワーズに追いつかれたドジャースだったが、この回の先頭打者であるラックス内野手の代打で登場したバルガス外野手が本塁打を放って1点を勝ち越し。続くテーラー内野手はサードゴロに終わったが、ドジャースタジアムは押せ押せムードに。そんな1死走者なしという場面で大谷は第4打席を迎えた。

 このイニングからマウンドに上がったハドソン投手に対し、大谷は初球の高めに浮いたスライダーをフルスイングでファールにするなど打つ気満々。誰もが長打を期待していた。するとハドソンが2球目を投じた直後、それは現実のものとなった。

 2球目に投じられたのは138キロのカットボール。コースは内角低めと大谷が得意としているところ。この絶好球を見逃さずに大谷はフルスイング。すると打球は鋭い打球音とともに大きな弧を描いて、そのままドジャースタジアムの右中間へと着弾。大谷にとってはこれが30歳になってから初の本塁打で、メジャー通算200号本塁打に王手をかける一発になった。

 大谷のこの本塁打に大喜びの様子だったのが、現地メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者。自身の『X』で「ショウヘイ・オオタニはベースボールを破壊した。打球は数秒でドジャースタジアムから出ていった」とポストするほどだった。

 ちなみに大谷の第28号本塁打は430フィート(約131メートル)、109.9マイル(約176.9キロ)というまさに異次元のスピード&飛距離を記録。これでは「ドジャースタジアムから数秒で出ていった」というのも納得だ。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)