【MLB】ドジャース 8-5 ブリュワーズ(7月5日・日本時間6日/ロサンゼルス)  スタンドに大谷を祝う“謎のTシャツ軍団”が現れた。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場した試合、この日、現地時間7月5日が30歳の誕生日とい…

【MLB】ドジャース 8-5 ブリュワーズ(7月5日・日本時間6日/ロサンゼルス)

 スタンドに大谷を祝う“謎のTシャツ軍団”が現れた。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場した試合、この日、現地時間7月5日が30歳の誕生日ということで、黄色のTシャツに青文字で「HAPPY BIRTHDAY SHOHEI OHTANI」とつづったファンがドジャースタジアムに登場。これには「気合い入ってる」「団結力がすごい」とファンも大盛り上がりだ。

【映像】大谷を巡る“112秒間のドラマ”の一部始終

 試合前、ロバーツ監督やチームメート、球団やMLB公式SNSなどでバースデーを祝福された大谷。30歳になって初の快音を期待する多くのファンがスタジアムに集まったが、なかでも注目を浴びたのが、黄色のTシャツをまとって大谷を応援した日本人の“27名の応援団”だ。

 内野席に2列で陣取った黄色いTシャツを着た彼らは、一人ひとりの胸に1文字のアルファベットがつづられており、全員が並ぶと「HAPPY BIRTHDAY SHOHEI OHTANI」というメッセージになっていた。

 SNS上では「団結力がすごい」「バースデー砲こい」「気合い入ってる」「あの応援Tシャツいいね」など珍応援団への反響も数多く投稿されていた。

 試合は2019年以来、5年ぶりのバースデーアーチに注目が集まったが、この日の大谷はレイズからトレードで移籍したばかりの右腕・シバーレの手元で軌道が変わる変化球に翻弄されてしまう。

 さらにはストライクゾーンギリギリの“疑惑の判定”でリズムを崩し、大谷の第1、第2打席は連続三振。これで前日から5連続三振となった大谷を鼓舞しようとしたのが27人の応援団だった。

 ブリュワーズに勝ち越された4回裏、バルガスの2ランで1点差とし、なおも2死一塁で大谷が第3打席を迎えた。黄色い応援団は全員が立ち上がって全力応援。ここから、大谷を巡る“112秒間のドラマ”が始まった。

 シバーレが投じる外角ギリギリの変化球についていきながらも、最後は明らかに高めのシンカーを強引に振って空振り三振に終わり、場内は「あー」というため息に似たどよめきが起こり、黄色い応援団もがっくりと肩を落とすことに。大きな期待を寄せていただけに、その失意も大きなものになってしまった。

 なお、実は大谷自身は誕生日に行われた試合の成績は決して良くはない。本塁打は2019年のエンゼルス時代の1本だけで、メジャー移籍以降は17打数2安打と低迷。バースデーはむしろ、1年に1回の鬼門とも言える。

 黄色い軍団はそうした成績を知ってか“今年こそは”と集結して熱いエールを送ったものの、結果的に快音は聞けず、ほろ苦い観戦となってしまった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)