コパ・アメリカ2024準々決勝の1試合が6日に行われ、カナダ代表がPK戦の末にベネズエラ代表を退けた。 グループBを3戦3勝で首位通過のベネズエラと、グループAを2位突破のカナダによる一戦。互いに攻め込むも凌ぎ合う入りとなるが、試合が進む…

コパ・アメリカ2024準々決勝の1試合が6日に行われ、カナダ代表がPK戦の末にベネズエラ代表を退けた。

グループBを3戦3勝で首位通過のベネズエラと、グループAを2位突破のカナダによる一戦。互いに攻め込むも凌ぎ合う入りとなるが、試合が進むにつれ、12分のカウンターから分厚い攻めに転じるなど、カナダの時間に傾く。

そんなカナダは13分にも敵陣深くに攻め込み、右サイドの裏に抜け出したデイビッドがボックス右に持ち込むと、折り返しを中央のシャッフェルバーグが右足でプッシュ。カナダが早い時間帯にスコアを動かして一歩前に出る。

リードを許してしまったベネズエラは16分に左サイドからのクロスに点取り屋のロンドンがヘッドで迫るなど、すぐさま押し返すが、最後の精度が足らず。その後のカナダにも追加点のチャンスがあったが、仕留め切れない。

失点後からギアを上げるベネズエラは後半もソテルドが攻め手となるが、なかなかこじ開け切れず。攻め込まれながらもしっかりと押し返す時間も作るカナダとしては突きどころだが、こちらもチャンスを生かせない。

すると、64分にカナダの右CKから前線に大きくクリアされると、敵陣中央でうまく収めたロンドンが前がかる相手GKのポジショニングを見逃さず。右足で狙うと、ゴール前でワンバウンドして決まり、ベネズエラが追いつく。

突き放したいカナダは67分に途中出場のリアム・ミラーがボックス左から右足でゴールに迫るが、ベネズエラ守護神ロモがファインセーブ。その後も次の1点を巡り、交代も駆使しながら攻め合う両者だが、そのままPK戦に突入する。

ベネズエラ先行のPK戦ではそれぞれの2人目と4人目の失敗で5人目までに決着がつかないなか、6人目で明暗。ベネズエラのアンヘルが失敗すると、カナダはコネが決め、初出場ながらベスト4に駒を進めた。

ベネズエラ代表 1-1[PK3-4] カナダ代表

【ベネズエラ】

サロモン・ロンドン(後19)

【カナダ】

ジェイコブ・シャッフェルバーグ(前13)

PK戦

ベネズエラ代表:○×○×○×

カナダ代表:○×○×○○