株式会社インディペンデンスは7月5日、マネジメント選手の富永啓生がインディアナ・ペイサーズより「エグジビット10」の契約オフ…

 株式会社インディペンデンスは7月5日、マネジメント選手の富永啓生がインディアナ・ペイサーズより「エグジビット10」の契約オファーを受け、受諾することを発表した。

 富永はサクラメント・キングス、ロサンゼルス・クリッパーズ、シカゴ・ブルズのワークアウトに参加したが、NBAドラフトで指名されず。「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」に向けて日本代表活動に専念すると明かし、NBAサマーリーグに参加する予定もないことを明かしていた。

 富永が契約したエグジビット10は2017年に「2Way契約」制度といっしょに導入されたもので、各チーム最大で6名の選手を契約できるもの。ドラフトなどでもれた若い才能が海外に流出するのを防ぎ、NBAやGリーグでの契約を条件に盛り込んでいる。また、リーグで定められた最低年俸での1年間契約も契約に入っているが、無償となっているため、シーズン途中で契約が打ち切られても年俸は保証されない。

 エグジビット10契約は、過去には2020年に渡邊雄太がトロント・ラプターズと契約した際にを締結したことでも知られている。渡邊はこの契約を機に、6シーズンにも及ぶNBAでの現役生活のきっかけを手にした。今後、富永がどのようにチームと関わっていくのかはこれから詰めていくことになると思われるが、NBAの登竜門に立ったことには変わりないと言えるだろう。