WRCプロモーターは、WRCアクロポリス・ラリーギリシャと開催契約を2年更新した。アクロポリスは、少なくとも2027年までWRCイベントとして開催されることが確定した。(*ワールドモータースポーツカウンシルの承認待ち) 6月27日(木)に…

WRCプロモーターは、WRCアクロポリス・ラリーギリシャと開催契約を2年更新した。アクロポリスは、少なくとも2027年までWRCイベントとして開催されることが確定した。(*ワールドモータースポーツカウンシルの承認待ち)

6月27日(木)にアテネのテニスクラブで晩餐会が開催され、ギリシャのスポーツ大臣イアニス・ブルーチス氏とその前任者であるレフテリス・アブゲナキス氏などラリーギリシャの主要関係者や長年のサポーターが出席した場で、契約が合意に達した。





2025年は伝統に回帰し、6月に開催される。WRCのギリシャラウンドが最後に6月に開催されたのは2013年のこと。近年は9月に開催されている。

アクロポリスラリーは、1973年にWRCが創設された年にカレンダーに含まれていた一戦で、歴史的にも戦略的にも重要なイベントのひとつ。エラティア、ボーキサイト、ターザンといった伝説的な山岳ステージで知られ、70年代以降、このスポーツで最もチャレンジングなステージとして名高い。

「EKOアクロポリス・ラリーギリシャとのパートナーシップを拡大できることをうれしく思う」とWRCプロモーターのマネージングディレクター、ヨナ・シーベルはコメント。
「このラリーは選手権の根幹をなすもので、世界中のファンや選手たちから愛されている。初期からのキリアコス・ミツォタキス首相の支援なくしては、実現は不可能だった。また、過去にはレフテリス・アブゲナキス、現在ではイアニス・ブルーチスの貴重な貢献にも感謝しなければならない。WRCイベントがギリシャにもたらすポジティブな影響に対する彼らの理解があったからこそであり、2026年と2027年もこの旅を続けられることを楽しみにしている」

ヴルーチス・スポーツ相は、EKOを通じて大会を支援し続けているヘレニック・エナジーに感謝の意を表し、次のように付け加えた。
「アクロポリスラリーは、その近代的な歴史の中で、強固な基盤を持つ組織へと見事に変貌を遂げた。政府の支援は、民間企業との協力体制を保証するものだった。今、我々はFIAやWRCプロモーターと将来について話し合うために、これまで以上に立場を強めている。ともにイベントを改善するために前進している。この4年間で、EKOラリー・アクロポリスはWRCを象徴するラリーのひとつとして、あらためて確立された。しっかりと準備されたアプローチによって成功を収め、それは現在も続いており、今後も拡大し、安心して創造性を高める場となるだろう」