【WWE】RAW(7月1日・日本時間2日/ボストン)  157センチ57キロの小柄な女子レスラーが、対戦相手二人をまとめてジャーマンで投げっぱなし。見た目からはにわかに信じがたいパワフルな戦いぶりに実況も「凄まじいパワーですね」と思わず唸る…

【WWE】RAW(7月1日・日本時間2日/ボストン)

 157センチ57キロの小柄な女子レスラーが、対戦相手二人をまとめてジャーマンで投げっぱなし。見た目からはにわかに信じがたいパワフルな戦いぶりに実況も「凄まじいパワーですね」と思わず唸る戦いぶりだった。

【映像】小柄な女子、衝撃の「Wジャーマン」 

 今週末に控えた大一番「マネー・イン・ザ・バンク」予選が開催され、最後のひと枠をゾーイ・スターク&ダコタ・カイ&アイビー・ナイルがトリプルスレッドマッチで争った。メンバーの中で小兵の激闘派アイビーが、二人を同時にぶん投げるあっと驚くパワー技を炸裂し、喝采を浴びた。

 強フィジカルでタフな格闘系レスラーのゾーイ&アイビーと、悪女軍団“ダメージCTRL”のくせ者ダコタとの三つ巴戦。3人がそれぞれ共闘もせずスピーディーな戦いを見せる。

 そんな中、とくにタフネスを発揮したのはアイビーだった。二人をコーナーポストに括り付けてまとめて雪崩れ式で「ダブル・ブルドッキング・ヘッドロック」で落とす荒技を披露すると、ABEMA解説で“WWE通の料理TicToker”として知られるもりおが「3人のなかで一番経験が短いのに、すごい技を繰り広げました」とほぼ対戦相手が10年組のベテラン揃いのなか、プロレス歴4年ちょっとのアイビーのセンスを絶賛。 

 しかし、その後のアイビーも圧巻だった。ゾーイ相手に回転式のヘッドシザースから投げっぱなしジャーマン、さらにダコタに垂直落下式ブレインバスターを狙うが、ここはゾーイに背後を取られ回避される。しかしアイビーは素早くゾーイ&ダコタの背後に回り込むと、二人まとめて投げっぱなしジャーマンを決めて見せた。

 次々と展開されるアイビーの無双ぶりに、もりおは「いやー二人まとめて? サイズでは一番小さいんですけどね…凄まじいパワーですね」と157センチ、57キロと小柄な見た目からは信じられない力強い攻撃に驚きを隠せない。

 ファンからも圧巻のパワー殺法に「無茶苦茶するな」「二人バックドロップは草すぎる」や、新崎人生とアレクサンダー大塚がオリジナルの2段式ジャーマン・スープレックス「眉山」の名を挙げて盛り上がる声も聞こえた。

 圧倒的な実力を見せ存在感を示したアイビーだったが、ダコタの援護に登場したカイリ・セイン&イヨ・スカイの日本人ヒール二人に加え、抗争中の”ジ・アンホーリー・ユニオン”アルバ・ファイア & アイラ・ドーンの場外での乱闘に巻き込まれて分断される。するとリング上のゾーイがダコタをフィニッシャー「Z -360」で沈めて勝利。惜しくも大一番への切符を逃した。(ABEMA/WWE『RAW』)