卓球の「WTTスターコンテンダーバンコク」は4日から本戦が開幕する。今大会は26日に開幕を控えるパリ五輪前としては最後の国際大会ということもあり、各選手の調整具合も注目される。パリ五輪の女子団体戦メンバーとして出場予定の張本美和(木下グルー…

卓球の「WTTスターコンテンダーバンコク」は4日から本戦が開幕する。今大会は26日に開幕を控えるパリ五輪前としては最後の国際大会ということもあり、各選手の調整具合も注目される。

パリ五輪の女子団体戦メンバーとして出場予定の張本美和(木下グループ)。急速な成長ぶりで本大会メンバー入りした16歳は、好調を維持したままパリ前最後の国際大会を終えられるか。

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■世界のトップ選手へ“格上げ”

張本美は五輪過去2大会連続メダリストの伊藤美誠(スターツ)との争いを制しメンバー入り。その後も国際大会で順調に実績を積むと、自身初の世界トップ10入りを果たし、最高位となる7位に位置する。攻守に安定した戦いぶりで、若手の有望株から世界トップ選手へと格を上げた。

そんな張本美は直近の「WTTコンテンダー チュニス」では第1シードとして挑んだなか順当に勝ち上がり、大藤沙月(ミキハウス)との同士討ちでも4-0で勝利し圧倒。パリへ向けて1カ月を切ったなかでもいいコンディションを維持しているとみていい。

張本美は今大会シングルスでは第2シードに入っており、第1シードの陳幸同(中国)、第3シードのシン・ユビン(韓国)らと優勝を争う。また、世界9位のベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)、同10位の伊藤もこの大会にはエントリーしており、実力者が揃うなかの戦いとなる。

自身初の大舞台が迫るなか、順調な成長曲線を描きパリへ歩みを進める張本美。五輪前最後の国際大会でどのような戦いで優勝に絡めるかは注目したい。

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