2024年6月30日 取手競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪大阪・関西万博協賛開設74周年記念「水戸黄門賞」G3(最終日)6月27日より4日間の日程でスタートした今開催は、西武園記念、前橋記念と関東から優勝者を排出し、層の厚さが際立った関…

2024年6月30日 取手競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「水戸黄門賞」G3(最終日)

6月27日より4日間の日程でスタートした今開催は、西武園記念、前橋記念と関東から優勝者を排出し、層の厚さが際立った関東勢が堅守するのか、それとも他地区が牙城を崩すかが焦点となった。
ここでも山口多聞や吉田有希ら関東の若手自力型や、S級S班の眞杉匠の巧みなレース支配力で、地元の吉田拓矢や吉澤純平、芦澤辰弘、小林泰正、坂井洋の5選手を決勝に送り込む進撃を見せた。
また、バンクレコードタイの上がりタイムで2日目以降連勝の脇本雄太や山口拳矢も好調時を思わせるスピードとキレのある走りで決勝進出を果たした。

関東5車が結束した決勝は、赤板から小林泰正が主導権を握り、最終HSで坂井が番手捲り、その後位でレースを進めた吉田拓矢が、最後の直線で抜け出して1着ゴール。通算6回目のG3優勝を果たすと同時に、地元記念初優勝を成し遂げた。

※3日目(準決勝)レポートはこちら
※レインボーカップチャレンジファイナルの結果はこちら

【取手競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/吉田拓矢(S1・茨城107期)
2/山口拳矢(SS・岐阜117期)
3/脇本雄太(SS・福井94期)
4/松本貴治(S1・愛媛111期)
5/坂井洋(S1・栃木115期)
6/芦澤辰弘(S2・茨城95期)
7/小林泰正(S1・群馬113期)
8/吉澤純平(S1・茨城101期)
9/守澤太志(S1・秋田96期)

【レース展開】





誘導以下、7小林ー5坂井ー1吉田ー8吉澤ー6芦澤、9守澤、4松本、3脇本ー2山口で周回。赤板で後方からの仕掛けなく、前受けの小林がペースをあげて、先行態勢に入っていく。関東ラインの先手で最終HSを迎えると、6番手の守澤は芦澤の内を突いていく。最終HS過ぎに坂井が番手から発進して、吉田が続く。最終HSで松本も仕掛けようとするが、守澤が芦澤の内に入り、その並走の煽りで守澤の不発。さらに8番手の脇本も煽りを受け、脇本マークの山口は切り替えて前を追う。守澤はさらに最終2コーナー付近で吉澤の内に切れ込み、位置を奪取。山口も捲りで前団に迫る。
最終2センターから坂井マークの吉田が抜け出しを図り。それを内から守澤、外から山口が伸びてくるが、吉田が振り切って地元記念優勝のゴール。2着に守澤、3着に山口が入線した。

【取手競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単1-9 2,190円(8番人気)
3連単1-9-2 23,100円(64番人気)
決まり手:差し-マーク



優勝/吉田拓矢(S1・茨城107期)
今回成績/特6・二1・準1・決1
次走出場予定/サマーナイトフェスティバルG2(松戸/7月13日~15日)

感無量です。(地元記念優勝は)何度かチャンスはあったのですが、優勝に届かなかった。地元記念優勝を目標にずっとやってきていたので、本当に嬉しいです。
(小林)泰正さんが、どのラインも出させない気持ちで駆けてくれたので、あの展開になったと思います。(最終HSで)守澤(太志)さんが内に進んできていたので、早めに仕掛けると守澤さんに行かれると思ったので、極力、我慢をしていました。(吉澤)純平さんと(芦澤)辰弘さんに勝負権が無い形になってしまったので、申し訳なかったです。
優勝できたのは、先輩や仲間のおかげです。感謝の気持ちを忘れずに、精進していきます。そして、(調子が)良かったり、悪かったりはありますが、その差をなくしていきたいですし、これに満足せず、頑張ります。