石川祐希が両チーム最多26得点を挙げて躍動した(C)Getty Images バレーボールのネーションズリーグ(VNL)は現地時間6月27日(日本時間28日)、ポーランドで男子ファイナルラウンドの準々決勝が行われ、世界ランク2位の日…

石川祐希が両チーム最多26得点を挙げて躍動した(C)Getty Images

 バレーボールのネーションズリーグ(VNL)は現地時間6月27日(日本時間28日)、ポーランドで男子ファイナルラウンドの準々決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同9位のカナダと対戦。セットカウント3-0(26-24、25-18、26-24)のストレート勝ちを収めた。

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 この試合、キャプテンの石川祐希が躍動する。第1セットは終盤に接戦となったが、石川がサービスエースを決めて26-24で先取し、第2セットは序盤の競り合いから大塚達宣の2連続得点で11-8とリード。小野寺のスパイクとブロックで15-11と4点差をつけると、終盤もリードを広げていき、石川のアタックが決まって20点目を入れる。最後は西田有志が2連続得点で25-18で連取する。

 第3セットも、石川のアタックが冴えわたる。守備では足でボールを上げる“神業”も魅せ、このセットも奪ってストレート勝ち。予選ラウンドでフルセットの末に敗れたカナダに雪辱を果たした。

 試合開始前には会場の外でヒョウが降り注ぐほどの荒天となり、会場の屋根からヒョウが貫通して一部で雨漏りするというアクシデントが起きた。第2セットの途中からコートの中に水滴が落ちてしまい、慌てて会場スタッフが拭いて試合が進行した。

 そんな珍事にも集中力を切らさず最後までプレーし続けた日本。特に石川は両チーム最多26得点を挙げる活躍を見せた。

 石川は試合後のインタビューで「3-0で勝ち切ったのは良かったが、リードしていて連続失点を取られて追いつかれる展開だった。反省しなければいけないし、カナダも隙を見せたらそこを突いて逆転してくる力のあるチーム。そのチーム相手に3-0で勝てたというのは良かったと思います」と振り返った。

 試合中継の解説を務めていた元日本代表の福澤達哉氏から「世界のユーキ・イシカワ、ブラボーでした」と称えられると、照れ笑いを浮かべながら「ありがとうございます」と答えた石川。

 パリの大舞台でも「世界のユーキ・イシカワ」が、大きく躍動する姿を見られるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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