重賞2勝の実績を誇るジャスパークローネ(牡5、栗東・森秀行厩舎)が、史上初となる北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)の連覇を目指す。  今年で59回目を迎える北九州記念だが、これまで連覇は一度もない。06年に1200m戦になって…

 重賞2勝の実績を誇るジャスパークローネ(牡5、栗東・森秀行厩舎)が、史上初となる北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)の連覇を目指す。

 今年で59回目を迎える北九州記念だが、これまで連覇は一度もない。06年に1200m戦になって以降に限ると、前年の覇者は11頭が参戦。1番人気に推された馬も2頭いたが、16年のベルカントの2着が最高着順となっている。

 今年はジャスパークローネがジンクス打破に挑む。昨年のCBC賞、北九州記念で重賞2連勝を果たすと、続くスプリンターズSでも4着と見せ場を作った。その後は海外を転戦し、初ダートのリヤドダートスプリントで4着に健闘。日本を代表するスプリンターといえるだろう。

 今回は9カ月ぶりの国内での競馬となる。昨年から1.5kg増の58kgは楽ではないが、実績ではナンバーワン。複数いる同型の存在も厄介だが、メンバー中唯一の古馬重賞2勝馬として、意地を見せてくれることを期待したい。

【北九州記念の前年覇者の成績】06年以降、カッコ内は人気
・08年・7着キョウワロアリング(9)
・10年・3着サンダルフォン(6)
・13年・5着スギノエンデバー(4)
・14年・10着ツルマルレオン(16)
・16年・2着ベルカント(1)
・17年・17着バクシンテイオー(8)
・18年・7着ダイアナヘイロー(1)
・19年・6着アレスバローズ(6)
・20年・13着ダイメイプリンセス(4)
・21年・5着レッドアンシェル(9)
・23年・5着ボンボヤージ(11)