2024年6月25日 久留米競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪大阪・関西万博協賛開設75周年「第30回中野カップレース」G3(最終日)先週、梅雨入りが発表された九州北部。22日に開幕した久留米競輪開設75周年「第30回中野カップレース」も…
2024年6月25日 久留米競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
大阪・関西万博協賛
開設75周年「第30回中野カップレース」G3(最終日)
先週、梅雨入りが発表された九州北部。22日に開幕した久留米競輪開設75周年「第30回中野カップレース」も、初日から時折雨が降る中、シリーズは進んでいった。初日特選を制したのは松浦悠士で、高松宮記念杯は二次予選で敗退したが、払拭する動きで好きスタートを切った。また、地元九州勢の若手機動型の奮闘も目立ち、決勝には伊藤颯馬、嘉永泰斗、そして久々の競輪参戦となる山崎賢人が決勝に進出を決めた。S班・新山響平も好調とはいかないまでも、底力ある走りでしっかりと決勝進出を果たしてきた。
自力3車連携の九州勢に注目が集まった決勝。雨が降る中、号砲がなり、北日本勢の前受けでレースは進む。赤板から伊藤颯馬がスパートして、新山響平を打鐘で叩き切り九州勢が主導権を握っていく。伊藤の番手から嘉永泰斗が捲りを打つも、単騎の森田優弥が捲りで九州勢に迫る。嘉永後位の山崎は捲ってきた松浦をけん制しつつ、最終4コーナーで捲り切った森田を追うと、直線鋭く差し切り優勝のゴール。山崎は今回が自転車競技から日本の競輪への復帰戦(昨年11月の競輪祭以来)だったが、2018年11月の取手以来2回目のG3優勝を地元・九州地区の記念で決めた。
※3日目(準決勝)レポートはこちら
【久留米競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
3/新山響平(SS・青森107期)
4/伊藤颯馬(S1・沖縄115期)
5/菅田壱道(S1・宮城91期)
6/田尾駿介(S2・高知111期)
7/山崎賢人(S1・長崎111期)
8/阿部力也(S1・宮城100期)
9/森田優弥(S2・埼玉113期)
【レース展開】
誘導以下、3新山-5菅田-8阿部、1松浦-6田尾、4伊藤-2嘉永-7山崎、9森田で周回。赤板から伊藤がスパートすると、新山も突っ張っていくが、打鐘で伊藤が新山を叩き切り九州3車が出切る。そこに森田が続き、5番手に新山、松浦は8番手で最終HSを通過。伊藤の先行で一本棒となり最終2コーナーから嘉永が捲りで抜け出す。九州勢を追走した単騎の森田が最終2コーナー過ぎから捲っていくと、嘉永も抵抗するが最終4コーナー過ぎに森田が先頭に立つ。嘉永マークの山崎は最終2センターで、8番手から捲ってきた松浦をけん制すると、外に持ち出して森田を追う。山崎はゴール前で森田を差し切り優勝。2着に森田。松浦マークの田尾が直線伸びて3着に入線した。
【久留米競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単7-9 7,330円(27番人気)
3連単7-9-6 134,150円(237番人気)
決まり手:差し-捲り
優勝/山崎賢人(S1・長崎111期)
今回成績/一2・二3・準2・決1
次走出場予定/サマーナイトフェスティバルG2(松戸/7月13日~15日)
しっかりラインとして機能しないといけないと思っていたので、しっかりと内をしめていました。新山を叩き切ったので、(伊藤が)とんでもなく強かったです。(森田が)すかさず来たので、アッと思いましたが、その後ろはしっかりと思っていました。(最終4コーナーは)ちょっと迷ったところはありましたけど、2人でもがきあっていたので。周りは強い人ばかりだったので、その時、その時の判断をしないとと思った結果です。
昨日も、今日もラインのおかげ。
(久々の競輪で結果を出せて)ホッとしています。すごいいい環境で練習をさせてもらったので。ただ、自力でもっともっと強くならないといけないので、今回は3番手を回らせてもらいましたが、しっかり先頭で頑張るようにしていきたいです。
九州を盛り上げていきたいと思っているので、良かったと思います。
(ビッグレースが続くが)しっかり走るからには、優勝を目指して走るだけです。今回は(勝ち上がりで)1着を取れていないので、その辺はまだまだ。また頑張っていきたいと思います。
※久留米競輪G3(最終日)注目選手ピックアップは次のページをご覧ください→
\久留米G3(最終日)注目選手ピックアップ/
【最終日8R=S級特選】
「得意パターンで勝ち切る」
1着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
前中団が欲しかったけど、誰も前を取りにいかなかったので。強めに踏んで先手ラインの後ろには入れたらベストだと思いましたが、黒沢(征治)さんの入り込んでくるスピードがすごかったし、杉森(輝大)さんの動きも気になったので、いったん見ました。バック向かい風で、黒沢さんの捲りを見送ってから行くか、一緒に上がっていくか迷いましたが、皆がキツイと思うので前々に踏んでいきました。重たかったですが、ギリギリなんとか乗り越えられたと思います。力を出し切ることができて良かったです。一番自分が得意なパターンだったので、それで勝ち切れたのは大きい。最近はあれで負けていたので。毎日ちょっとずつセッティングいじって、良い形には近づいてきました。次は小松島記念なので、いいレースができるようにもっと頑張ります。
【最終日10R=S級特秀】
「しっかりと次につなげる」
2着/小松崎大地(S1・福島99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
ああいう展開になるのは想定内だったので、自分が変にレースを崩さないようにしていました。もうちょっとしっかり仕掛けられたら良かったんですけど、その辺がまだまだですね。今開催は得たものもあったので、しっかりと次につなげていきたいと思います。
【最終日11R=S級特秀】
「シリーズ3勝目」
1着/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
(石原颯が)好きなところで行ってくれればと思っていましたが、最後は気持ちよく追走して、ギリギリいけたらいいなと思っていました。前もやりあっていたので、行くだろうなという感じでしたね。余裕はありましたので、大丈夫かなと。でも、まだ番手は不慣れすぎます。もっと隙が無いようにしていきたい。次の小松島記念も頑張ります。