父に産駒重賞初勝利を届けられるか。白百合Sを制したミナデオロ(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)が、ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)で初タイトル獲得を狙う。  ミナデオロは父レイデオロ、母ゴールデンドックエー、母の父Unus…

 父に産駒重賞初勝利を届けられるか。白百合Sを制したミナデオロ(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)が、ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)で初タイトル獲得を狙う。

 ミナデオロは父レイデオロ、母ゴールデンドックエー、母の父Unusual Heatの血統。母は08年の米G1ラスヴァージネスSの勝ち馬。半兄のアルバートドックは16年の小倉大賞典と七夕賞を制し、引退後はイタリアで種牡馬となった。また、同じくリライアブルエースは19年の福島テレビオープンを制している。

 ここまで7戦2勝。デビューからワンパンチ足りないレースが続いたが、西塚洸二騎手との初コンビとなった前々走の未勝利(京都芝1800m)で初勝利を挙げた。さらに格上挑戦した前走の白百合Sも制覇。初勝利から僅か3週間でオープンまで駆け上がってきた。今回は重賞初挑戦となるが、これといった実績馬はいないので、十分に通用していい。

 実は白百合Sはアルバートドックとの兄弟制覇でもあった。今度は兄がタイトルを獲得した福島で、自身はもちろん、父にとっても待望の初タイトルといきたい。