北海道苫小牧のノーザンホースパークで7月8日(月)、9日(火)に行われる「セレクトセール2024」。毎年多くの活躍馬を送り出す日本最大級のセリ市の開催を前に、セレクトセールをより楽しむための情報や過去の出来事を紹介。今回は今年の重賞を盛…

 北海道苫小牧のノーザンホースパークで7月8日(月)、9日(火)に行われる「セレクトセール2024」。毎年多くの活躍馬を送り出す日本最大級のセリ市の開催を前に、セレクトセールをより楽しむための情報や過去の出来事を紹介。今回は今年の重賞を盛り上げたセレクト出身馬を紹介する。

 毎年のことながら、セレクトセール出身馬は重賞戦線を沸かせている。とりわけ3歳路線ではダノンデサイルが日本ダービーと京成杯を制覇。フォーエバーヤングもサウジダービーとUAEダービーを制し、ケンタッキーダービーで僅差の3着になるなど、国内外のダービーを沸かせた。ちなみに取引価格は前者が1億3500万円(税抜、以下同)、後者が9800万円だった。

 高額馬では2億2000万円のダノンマッキンリーがファルコンSを勝ったが、現時点での獲得賞金は取引価格の4分の1ほど。さらなる活躍を期待したいところだ。他ではコレペティトールが京都金杯、チャックネイトがAJCC、エンペラーワケアが根岸S、アーテルアストレアがクイーン賞、ノットゥルノが佐賀記念と名古屋グランプリ、マテンロウスカイが中山記念、エコロブルームがニュージーランドT、アドマイヤベルがフローラS、サトノレーヴが函館スプリントSを制している。高額馬はもちろんだが、5000万円以下の価格帯からも重賞勝ち馬は出ている。

 いよいよ本格的にスタートする夏競馬でも、2歳馬を中心に、セレクトセール出身馬に大いに注目してほしい。