バレー女子日本代表は世界一には届かず。それでも堂々の銀メダルだ(C)Getty Images  バレーボールのネーションズリーグ(VNL)は日本時間6月23日、女子ファイナルラウンド決勝がタイのバンコクで行われ、世界ラ…

 

バレー女子日本代表は世界一には届かず。それでも堂々の銀メダルだ(C)Getty Images

 

 バレーボールのネーションズリーグ(VNL)は日本時間6月23日、女子ファイナルラウンド決勝がタイのバンコクで行われ、世界ランク6位の日本が同1位のイタリアと対戦し、セットカウント1-3で敗れた。日本はネーションズリーグ初優勝とはならなかったが、大健闘で銀メダルを獲得している。

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 前日の準決勝ではブラジルをフルセットの末に破り、世界大会では2014年ワールドグランプリで2位となって以来、10年ぶりのメダルを確定させていた。金メダルを獲得すれば主要な国際大会では47年ぶりの快挙だったが、叶わなかった。

 第1セット、日本は序盤から3点のリードを許すも、キャプテンの古賀紗理那のアタックなどで反撃。しかし、イタリアはエースのパオラ・エゴヌを中心とした強烈なアタックで日本を攻め、このセットを17-25で奪われる。

 第2セット、立ち上がりはリードしていたが逆転を許す。それでも、古賀や山田二千華が得点を挙げるなど粘りを見せる。しかし、イタリアの勢いを止められず、中盤以降は突き放されてしまう。このセットも17-25で連取された。

 巻き返したい日本は第3セット、古賀のバックアタック、井上愛里沙のスパイクなどで中盤は競り合いとなる。12-10とリードした日本は2点差をキープし、井上が15点目を挙げて15-12と3点差にすると、サービスエースも決めて流れを引き寄せる。20点目を先に取った日本は、25-21でこのセットを奪い返した。

 勢いを持続させたい日本だったが、第4セットは序盤からリードを許してしまい、イタリアに優位に進められる。終盤に連続ポイントで反撃したが、勝利は手にできなかった。

 それでも、世界の強豪を相手に堂々の銀メダルを獲得した日本。今回、世界一には届かなかったが、パリ五輪では、2012年のロンドン五輪で銅メダルを手にして以来、3大会ぶりの表彰台へ期待が大きく高まった。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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