2024年6月23日 浜松オートチャリロト杯G2第2回浜松記念曳馬野賞(最終日)昨年新設されて、今年が2回目となる浜松オートの「チャリロト杯G2第2回浜松記念曳馬野賞」。昨年は10月開催だったが、今年は6月19日~23日の日程で開催された。…

2024年6月23日 浜松オート
チャリロト杯
G2第2回浜松記念曳馬野賞(最終日)

昨年新設されて、今年が2回目となる浜松オートの「チャリロト杯G2第2回浜松記念曳馬野賞」。昨年は10月開催だったが、今年は6月19日~23日の日程で開催された。
今シリーズの序盤戦は熱走路との戦いとなった。走路温度は50度を超し、軽ハンデ勢が逃げ切りで健闘を見せる一方で、重ハンデ勢は追い上げ届かず苦戦を強いられるシーンが多く見られた。それでも、優勝候補筆頭であり、昨年覇者でもある鈴木圭一郎は、乗り戻ったカルマS5Kで連日安定した動きを披露。鈴木圭をはじめ、地元・浜松勢は5名が優出を果たす活躍を見せると、高橋貢、佐藤摩弥らもしっかりと巻き返して準決勝戦をクリア。優勝戦は大会連覇のかかる鈴木圭を大外に、10mオープン戦のメンバー構成となった。

※4日目レポートはこちら


【12R=優勝戦】
*8周回4,100m
走路=走路温度度 10mオープン戦
1/浅田真吾(浜松27期)3.61
2/岩崎亮一(山陽25期)3.63
3/高橋貢(伊勢崎22期)3.56
4/佐藤摩弥(川口31期)3.58
5/鈴木宏和(浜松32期)3.60
6/佐藤貴也(浜松29期)3.60
7/金子大輔(浜松29期)3.58
8/鈴木圭一郎(浜松32期)3.60
※右数字は試走タイム

最終日はこれまでの熱走路とは変わり、前日の夜から雨が降り続いたことで、第1レースから湿走路でスタート。
だが優勝戦の前に雨はやみ、日が差し込んで、走路は急激に回復。発表も斑走路に変更された。
湿走路時の試走タイムは、3.56で高橋がトップタイム。3.58で佐藤摩と金子、さらに3.60で鈴木宏、佐藤貴、鈴木圭の3車が同タイムで続いた。一番人気に推されたのは試走一番時計の高橋で、対抗に推されたのは鈴木圭。両者の折り返しが上位人気を形成した。

晴れ間がのぞく中、優勝戦がスタート。
序盤は浅田が逃げて、2番手の鈴木宏がいったんは先頭に立つも、6周回3コーナーで高橋がインからとらえて先頭奪取。抜け出した高橋は後続とのリードを広げて優勝のゴール。G2は2021年6月伊勢崎の稲妻賞以来、通算28回目。もちろん通算優勝回数は216回、通算勝利数1654勝、ともに自身の持つ最多記録を更新した。

■レース展開









10線の最内から浅田がスタートを決めて先制、センター枠から鈴木宏が好ダッシュで2番手、高橋が内から巧く3番手に上がる。鈴木圭は1周回目、最後方からレースを進めることに。浅田の逃げに、差はなく鈴木宏、高橋が続き、周回ごとに4番手以降の金子、佐藤貴、鈴木圭らも差を詰めてくる。5周回3コーナーで鈴木宏が捲りにいったところを、3番手の高橋が内に車を向けて、浅田、鈴木宏の2車を一気にとらえにかかる。これは流れて、再度鈴木宏が先頭に立つが、態勢を立て直した高橋が6周回3コーナーで鈴木宏をかわして先頭奪取。2番手は、鈴木宏、金子、鈴木圭の争いになる。高橋はリードを広げて優勝のチェッカー。2着は7周回で金子、最終周回で鈴木宏をかわした鈴木圭。3着には鈴木宏が粘った。

【チャリロト杯G2浜松記念曳馬野賞・優勝戦】
2連単3-8 520円(1番人気)
3連単3-8-5 7,340円(28番人気)



優勝/高橋貢(伊勢崎22期)
競走車名:Sウルフ
ランク:S5
競走タイム:3.453
今節成績:7着・1着・2着・1着・1着
次走出場予定:伊勢崎(6月27日~30日)

完全に雨の状態で(セッティングを)出したのですが、中にはちょっと変えている人もいました。
それほど乾かないかなとは思いましたが、個々の走路は思ったよりも早く乾いたので、ビックリしました。
試走は、まだ雨だったので、すごくいい手応え。
スタートは、(鈴木)宏和君にはいかれたんですけど、あの枠ですし、なんとか潜り込めた感じです。
(道中は)宏和君も仕掛けるだろうと思っていたし、それを見ながらチャンスをうかがっていました。
(今シリーズ)初日はご迷惑をかけたんですけど、2日目からは期待に応えられるレースができたと思います。
まだまだこうやって頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします。