昇格後に再び調子を上げてきた度会。左投手を攻略できれば安定した数字が残せそうだ(C)産経新聞社 DeNAの度会隆輝が止ま…

 

昇格後に再び調子を上げてきた度会。左投手を攻略できれば安定した数字が残せそうだ(C)産経新聞社

 

 DeNAの度会隆輝が止まらない。

 ドラ1ルーキーとして開幕スタメンに名を連ね、開幕戦の3回に同点スリーランを放つなど鮮烈なデビューを飾ったが、プロの厚い壁の前に徐々に調子を落として5月中旬に2軍降格。それでも2軍で結果を残して6月11日に昇格を果たす。

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 昇格後の6試合は全てスタメンに出場しており、6試合連続でヒットと打点をマーク。その間の成績は26打数10安打9打点と大暴れ。打率は2割台前半まで一時落ちていたが、現在は.259まで上昇した。なにより、得点圏打率.344は特筆すべき数字だ。勝負強さを遺憾なく発揮しており、チームの7連勝に大きく貢献した。

 度会のカウント別の成績を見ると、状態の良さは今後も継続していきそうな印象を受ける。まずカウント0-0時の打率は.375と高い。早いカウントからガンガン振っていく積極打法が度会の持ち味ではあるが、積極性と成績が噛み合ってきたようだ。

 また、早いカウントだけではなく、2-2時の打率は.360と追い込まれた時でもしっかり対応できている。さらには、1-1時でも打率.400と優秀。初球や平行カウントといった積極的なスイングが求められる状況で、しっかりボールを仕留めており、安打製造機の片鱗を見せつつある。

 一方でスタメン出場を続けるためには克服すべき課題もある。それは左投手攻略だ。度会は右投手には打率.304と打っているが、対左の打率は.176と低い。明らかに左投手を苦手としており、降格前は左投手に苦戦するシーンが目立った。

 とはいえ、度会は左投手への対応も向上の気配がある。1軍に昇格して一番最初に対戦した投手はロッテの小島和哉だったが、第1打席で2点タイムリー3塁打を打った。その後は小島と2打席対戦していずれも打ち取られたが、悪くないリスタートを切ることに成功。

 翌日の12日の試合でも、1点ビハインドの6回に2死一、二塁のチャンスで打席に立った度会は、坂本光士郎から同点タイムリーを打っている。西武戦では左投手との対戦はなかったため、昇格後の対左の打率は.500ということになる。

 まだまだ左投手相手の打席が少ないため、一概に「苦手の左投手を克服した」とは言えない。それでも、期待を持たせる結果を残しており、今後の左投手と対戦した時の打席にも注目したくなる。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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