男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は20日にシングルス2回戦が行われ、昨年王者で第1シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク31位のJ・ドレイパー(イギリス)に6-7 (3-7), 3-…

男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は20日にシングルス2回戦が行われ、昨年王者で第1シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク31位のJ・ドレイパー(イギリス)に6-7 (3-7), 3-6のストレートで敗れ2回戦敗退となり、大会連覇を逃した。
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21歳で世界ランク2位のアルカラスは今月行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で優勝。その後、芝コートシーズンの初戦として今大会を迎えた。
アルカラスは昨年の芝コートシーズンで好成績をマーク。シンチ・チャンピオンシップスとウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制覇し12戦負けなしで芝コートシーズンを終えた。
連覇を狙い臨んだ今大会の1回戦では世界ランク26位のF・セルンドロ(アルゼンチン)を下し、昨年から続く芝コートでの連勝を13に伸ばして2回戦に駒を進めた。
2回戦では前週のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)でツアー初タイトルを獲得した22歳のドレイパーと顔を合わせた。
この試合、アルカラスはドレイパーのサービスゲームを崩すことができず苦戦。第1セットは自身もサービスゲームで相手にブレークを与えなかったものの、タイブレークの末に先行される。
第2セット、アルカラスは第6ゲームでブレークポイントを握られるとドレイパーにリターンエースを決められブレークを許す。アルカラスはその後ブレークバックを果たすことができず、1時間39分で力尽きた。
大会連覇を逃したアルカラスは2022年のウィンブルドン4回戦でJ・シナー(イタリア)に敗れて以来、芝コートで約2年ぶりの黒星を喫した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のアルカラスのコメントを掲載している。
「もちろん負けを受け入れるのは辛いが、これも人生の一部だと思う。僕たちはできる限りうまく(敗戦に)対処しなければならない。負けた後は次の大会に向けて改善するために、ポジティブなことやもちろんネガティブなことも受け入れる必要がある」
「今はただもっと上手くなりたい、練習したいという気持ちでいっぱいだよ。それが僕がやるべきことのすべてだ。ウィンブルドンに出場するのが本当に楽しみなんだ。もちろん自分が出場するすべての大会で優勝したいし、ウィンブルドンはより特別な大会だと思っている。時間はある。センターコートでの最初の試合を楽しみにしているよ」
アルカラスは次週更新の世界ランキングで昨年の同大会優勝分のポイントが失効し、N・ジョコビッチ(セルビア)に抜かれ世界ランク3位に後退する。
一方、勝利したドレイパーは準々決勝で第5シードのT・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは2回戦で世界ランク24位のA・タビロ(チリ)を下しての勝ち上がり。

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