【MLB】ロッキーズ7-6ドジャース(6月19日・日本時間20日/デンバー)  ドジャース大谷翔平が「得意の6月」で調子を上げている。直近7試合の成績は29打数11安打8打点3本塁打で打率.379。6月18日(日本時間19日)には今季20号…

【MLB】ロッキーズ7-6ドジャース(6月19日・日本時間20日/デンバー)

 ドジャース大谷翔平が「得意の6月」で調子を上げている。直近7試合の成績は29打数11安打8打点3本塁打で打率.379。6月18日(日本時間19日)には今季20号を放ったが、これは今季メジャー最長飛距離となる約145メートル弾。今後、どれだけ打つかわからないというほど、状態は仕上がってきている。そんな大谷は日々、細かいところで調整を重ねている。注目されているのは打席に向かう前のルーティンだ。

【映像】好調の理由?大谷の新ルーティン

 大谷は前カードのロイヤルズ戦から、ルーティンを変えた。バットを使ってホームベースから軸足の距離を測る仕草だ。右投手、左投手で構え方を変えることは有名だが、球場によって微妙に異なる打席内の状況、見た目の中、毎回正しく同じ位置に立つことで、余計なブレをなくしているのだろう。

 実はもう1つ変化している点がある。相手ベンチの監督や球審、捕手とあいさつする中、これまでは1回、軌道を確かめるようにスイングをした。ところが今は最後まで振り切らない。かつてクリケット用のバットで「面」を意識した打撃練習をしたことでも知られるが、インパクトの瞬間を確認するように途中で止める。これが以前との違いだ。バットの軌道、バットと体との連動。打った後にも、腕の動きを確認することがよく見られるが、1打席1打席、細かいところまで確認を重ねることが、不調を短くし、好調を長くする秘訣。打撃フォームですら、シーズン途中に変わることが当たり前の世界で、今季はどこまで異なるルーティンが生まれるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)