5月18日から19日に東京・お台場で開催された「CHIMERA GAMES Vol.9」では、最高無類の遊び場をテーマに、幅広いコンテンツで子供から大人まで多くの方を楽しませた2日間となった。その中でも今回初開催となった「BMX STREET BATTLE」では予想外なドラマの連続が繰り広げられた。

近年注目を集めるBMXの中でも、世界的に最も愛好者の多いジャンルと言われるBMXストリート。今回のステージでは、両端のバンクとクォーターの間に変幻自在の「SUBROSA STREET RAIL」が点在し、中央にはCHIMERAオリジナルセクション「KINKY TAIL」が設置された。

 ©︎CHIMERA Union

このセクションは「CHIMERA」の由来である神話に登場するキマイラの尻である蛇をモチーフとし、いわばバンクやカーブボックスの要素を合わせもった合成獣といったところか。この一筋縄ではいかないセクションで、己の持ち味を最大限に引き出せるかが腕の見せ所となった。

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Day1は、初夏の日差しが照りつける中、総勢31名のライダーが集結し、個性豊かなライディングで会場を沸かせてくれた。その中で、オープンクラス予選を勝ち抜いた8名が決勝へ駒を進め、今回の見どころでもあるDay2のトーナメントに出場することができる。

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今回、BMXストリートでは初の試みとなるバトルフォーマットは、制限時間5分間の中で1対1の対決となり、審査員4名によって「難易度」「完成度」「オリジナリティー」「バリエーション」「リスク」が総合的に評価された。その場で赤または白の旗があがり、即座に勝敗が決まることで見ているお客さんも一目瞭然の結果となる。

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熾烈なトーナメントを勝ち抜き、決勝戦に勝ち上がったのは、いぶし銀なライディングに定評のある西東京在住の大霜優馬と、優勝を狙い福岡から参戦した上田崇人。奇しくもお互い22歳の同い年、幼い頃から切磋琢磨しあう国内トップライダー同士の対決となった。

大霜優馬のライディング ©︎CHIMERA Union

誰よりも速いスピードでセクションに攻め込む大霜は、ペグのみならず、BBやクランクをつかったグラインドを次々にメイク。ブレーキを巧みに操った玄人好みのトリックは、観客の皆さんも「何かが違う」と感じたのではないだろうか。

上田崇人のライディング ©︎CHIMERA Union

対する上田の決勝のランでは、KINKY TAILでの「フィーブルグラインド to マニュアル180」といったテクニカルなコンビネーションを着実にメイク。さらにはKINKY TAILからSTREET RAILに飛び乗り、前後交差のペグをグラインドさせる「クリスクロス」というハンマートリックもメイクし、両者一歩も譲らない攻防戦。

会場を盛り上げてくれたライダーたちのライディングや手に汗握るバトルの模様は、是非ハイライトムービーをご覧ください。果たして優勝はどちらの手に?!

Film&Edit By MOTO-BUNKA

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